$m$ を定数とする。二次方程式 $x^2 + 2x + m = 0$ の解の種類を判別せよ。

代数学二次方程式判別式解の判別
2025/7/3

1. 問題の内容

mm を定数とする。二次方程式 x2+2x+m=0x^2 + 2x + m = 0 の解の種類を判別せよ。

2. 解き方の手順

二次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式 DDD=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。
D>0D > 0 のとき、異なる二つの実数解を持ちます。
D=0D = 0 のとき、重解(一つの実数解)を持ちます。
D<0D < 0 のとき、異なる二つの虚数解を持ちます。
与えられた二次方程式 x2+2x+m=0x^2 + 2x + m = 0 において、a=1a=1, b=2b=2, c=mc=m です。
したがって、判別式 DD は次のようになります。
D=2241m=44m=4(1m)D = 2^2 - 4 \cdot 1 \cdot m = 4 - 4m = 4(1-m)
解の種類は次のようになります。
(i) D>0D > 0 のとき、すなわち 4(1m)>04(1-m) > 0 のとき、1m>01-m > 0 より m<1m < 1。このとき、異なる二つの実数解を持ちます。
(ii) D=0D = 0 のとき、すなわち 4(1m)=04(1-m) = 0 のとき、1m=01-m = 0 より m=1m = 1。このとき、重解を持ちます。
(iii) D<0D < 0 のとき、すなわち 4(1m)<04(1-m) < 0 のとき、1m<01-m < 0 より m>1m > 1。このとき、異なる二つの虚数解を持ちます。

3. 最終的な答え

m<1m < 1 のとき、異なる二つの実数解を持つ。
m=1m = 1 のとき、重解を持つ。
m>1m > 1 のとき、異なる二つの虚数解を持つ。

「代数学」の関連問題

与えられた式 $2x^2y - 8xy + 6y$ を因数分解します。

因数分解多項式共通因数
2025/7/3

2次関数 $y=(x+1)^2$ のグラフは、$y=x^2$ のグラフをどのように平行移動したものか、軸の方程式、頂点の座標を求めよ。

二次関数グラフの平行移動頂点軸の方程式
2025/7/3

(1) $(x^3 + \frac{2}{x})^7$ の展開式における $x^5$ の項の係数を求めよ。 (2) $(2x^3 - \frac{1}{3x^2})^5$ の展開式における定数項を求め...

二項定理展開係数
2025/7/3

$x, y$ が不等式 $y \le 2x$, $y \ge \frac{1}{2}x$, $y \le -x + 3$ を満たすとき、$2x + y$ の最大値と最小値を求め、そのときの $x, y...

不等式最大値最小値線形計画法グラフ
2025/7/3

与えられた方程式(ア~オ)の中から、2次方程式をすべて選び出す問題です。

二次方程式方程式代数
2025/7/3

与えられた式 $(m-2)a + 8 - 4m = 0$ を因数分解する問題です。

因数分解代数式方程式
2025/7/3

与えられた式 $\frac{\sqrt{5}}{2 - \sqrt{3}}$ を有理化して簡単にします。

有理化平方根式の計算
2025/7/3

与えられた式 $(2\sqrt{3}x)(2\sqrt{3}x-\sqrt{2}x+2)+4$ を展開して整理し、簡単にしてください。

式の展開多項式根号
2025/7/3

画像の問題は以下の通りです。 (1) 長さ$a$ mのひもから長さ$b$ mのひもを4本切り取ると、残りは2m以下になった。このときの数量の関係を不等式で表す。 (2) ある店でシャツを定価の15%引...

不等式一次方程式一次関数体積連立方程式
2025/7/3

$(\sqrt{6} + \sqrt{5})^2$ を計算してください。

式の展開平方根計算
2025/7/3