問題は、与えられた3つの図について、$x$, $y$, $z$ の値を求める問題です。ただし、3番目の図では、ADが点Dにおける円の接線となっています。
2025/3/31
1. 問題の内容
問題は、与えられた3つの図について、, , の値を求める問題です。ただし、3番目の図では、ADが点Dにおける円の接線となっています。
2. 解き方の手順
(1) 図1について
円に内接する四角形の対角の和は180度であることと、中心角は円周角の2倍であるという性質を使います。
∠BAC = とします。
∠BDC = 30°より、∠BOC = 2 × 30° = 60° です。
∠BOCに対する円周角∠BACは∠BOCの半分なので、∠BAC=30°となります。
円に内接する四角形ABCDにおいて、∠BAC+∠BDC+∠ADB+∠ACB=180°
∠BAC=30°と∠BDC=30°、∠ADB=60°より、
30°+30°+60°+∠ACB=180°
120°+∠ACB=180°
∠ACB=60°
円に内接する四角形の対角の和は180°なので、∠ACB+∠ADB=180°
= ∠BAC= 30°より、∠BAD + ∠BCD = 180°
∠BCD=∠BCA+∠ACD= 60°+5°=65°
∠BAD = 180°−∠BCD=180°-65°=115°
∠BAD=∠BAC+∠CAD= +115°= 180°
=115°− ∠CAD=65°
(2) 図2について
円周角の定理より、同じ弧に対する円周角は等しいので、∠BAD = ∠BCD = となります。
また、△ABDにおいて、内角の和は180°なので、
∠BAD + ∠ADB + ∠DBA = 180°
+ 20° + 33° = 180°
+ 53° = 180°
= 180° - 53° = 127°
よって、
(3) 図3について
接線と弦の作る角の定理より、接線ADと弦BDの作る角は、その弦BDに対する円周角∠BCDに等しいので、∠ADB = ∠BCDです。
∠ADB = 45° であるから、∠BCD = 45°です。
△BCD において、∠CBD = 90° なので、∠BCD + ∠BDC + ∠CBD = 180°
+ 45°+ 90° = 180°
+ 135° = 180°
= 180° - 135° = 45°
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)