赤色のカード4枚、青色のカード3枚、黄色のカード2枚、白色のカード1枚の合計10枚のカードを1列に並べる。 (1) 10枚のカードの並べ方の総数を求める。 (2) 左から3枚の色が全て同じ並べ方の数を求める。

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数重複順列
2025/7/3

1. 問題の内容

赤色のカード4枚、青色のカード3枚、黄色のカード2枚、白色のカード1枚の合計10枚のカードを1列に並べる。
(1) 10枚のカードの並べ方の総数を求める。
(2) 左から3枚の色が全て同じ並べ方の数を求める。

2. 解き方の手順

(1) 10枚のカードの並べ方の総数
10枚のカードの並べ方の総数は、同じものを含む順列の考え方を利用する。
10!4!3!2!1! \frac{10!}{4!3!2!1!} を計算する。
10!4!3!2!1!=10×9×8×7×6×5×4×3×2×1(4×3×2×1)×(3×2×1)×(2×1)×1=10×9×8×7×6×56×2=10×9×8×7×52=10×3×4×7×5=12600 \frac{10!}{4!3!2!1!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(4 \times 3 \times 2 \times 1) \times (3 \times 2 \times 1) \times (2 \times 1) \times 1} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6 \times 5}{6 \times 2} = 10 \times 9 \times 8 \times 7 \times \frac{5}{2} = 10 \times 3 \times 4 \times 7 \times 5 = 12600
(2) 左から3枚の色が全て同じ並べ方の数
左から3枚の色が全て同じになるのは、赤色または青色のときのみである。
(i) 左から3枚が赤色のとき:残りの7枚は、赤1枚、青3枚、黄2枚、白1枚となる。この7枚の並べ方は7!1!3!2!1!=7×6×5×42=7×6×5×2=420\frac{7!}{1!3!2!1!} = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4}{2} = 7 \times 6 \times 5 \times 2 = 420通り。
(ii) 左から3枚が青色のとき:残りの7枚は、赤4枚、青0枚、黄2枚、白1枚となる。この7枚の並べ方は7!4!2!1!=7×6×52=7×3×5=105\frac{7!}{4!2!1!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{2} = 7 \times 3 \times 5 = 105通り。
したがって、左から3枚の色が全て同じ並べ方の数は、420+105=525420 + 105 = 525通り。

3. 最終的な答え

(1) 10枚のカードの並べ方は全部で 12600 通り。
(2) 左から3枚の色が全て同じものは 525 通り。

「確率論・統計学」の関連問題

プロ野球のA, B両チームの年間の対戦成績がAの18勝7敗であったとき、両チームの力に差があるといえるかを、両チームの力に差がないときAが勝つ確率が0.5であるとして、有意水準5%で検定する問題です。

統計的仮説検定有意水準標本比率正規分布両側検定
2025/7/9

5つの選択肢の中から正しいものを2つ選ぶ問題がある。 (1) 正答1つにつき6点を与え、誤答には減点がないとき、得点の期待値を求める。 (2) 正答1つにつき6点を与え、得点の期待値を0にするには、誤...

期待値組み合わせ確率
2025/7/9

A, B 2つのチームが最大7回戦で優勝を争う。先に4勝したチームが優勝し、その時点で試合は打ち切られる。Aチームが1回の試合で勝つ確率が $2/3$ であるとき、どちらかのチームが優勝するまでに行わ...

確率期待値二項分布
2025/7/9

ジュースの売店があり、晴れた日には1日に200杯、晴れた日以外には1日に100杯のジュースが売れる。ジュース1杯の原価は150円、売価は300円であり、売れ残りはすべて廃棄するものとする。晴れる確率が...

期待値確率最大化場合分け意思決定
2025/7/9

1から6までの数字が書かれた6枚のカードから3枚を選ぶとき、選んだ3枚のカードの数字の最大値の期待値を求めよ。

期待値組み合わせ確率場合の数
2025/7/9

子ども3人と大人2人の計5人が1列に並ぶとき、以下の並び方はそれぞれ何通りあるか。 (1) 大人2人が隣り合う (2) 大人2人が両端に並ぶ (3) 子どもと大人が交互に並ぶ

順列組み合わせ場合の数
2025/7/9

袋Sには赤玉4個と白玉2個が、袋Tには赤玉2個と白玉4個が入っている。袋Sと袋Tからそれぞれ1個ずつ玉を取り出すとき、取り出した2個の玉の色が異なる確率を求める。

確率確率計算事象の確率組み合わせ
2025/7/9

8本のくじの中に当たりくじが2本入っている。A, Bの2人がこの順に1本ずつくじを引く。ただし、引いたくじは元に戻さない。このとき、Bが当たりくじを引く確率を求めよ。

確率条件付き確率くじ引き
2025/7/9

8本のくじの中に当たりくじが2本含まれている。A, Bの順に1本ずつくじを引くとき、AもBも当たる確率を求めよ。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率事象条件付き確率
2025/7/9

赤玉3個と白玉9個が入った袋から玉を1個取り出し、色を確認した後、袋に戻す試行を4回繰り返します。このとき、白玉をちょうど3回取り出す確率を求めます。

確率反復試行組み合わせ
2025/7/9