この数列の各項は、部分分数分解を利用して変形できます。
一般項 k(k+2)2 を部分分数分解すると以下のようになります。 k(k+2)2=kA+k+2B 両辺に k(k+2) をかけると、 2=A(k+2)+Bk k=0 のとき、2=2A なので、A=1。 k=−2 のとき、2=−2B なので、B=−1。 したがって、
k(k+2)2=k1−k+21 これにより、与えられた和は以下のように書き換えられます。
∑k=1nk(k+2)2=∑k=1n(k1−k+21) この和を展開すると、多くの項が打ち消しあい、次のようになります。
(11−31)+(21−41)+(31−51)+⋯+(n−11−n+11)+(n1−n+21) この和において、−31は31と打ち消し合い、−41は41と打ち消し合う、というように多くの項が打ち消しあいます。最終的に残るのは、最初の2項と最後の2項です。 1+21−n+11−n+21=23−n+11−n+21 通分すると、
23−(n+1)(n+2)(n+2)+(n+1)=23−(n+1)(n+2)2n+3=2(n+1)(n+2)3(n+1)(n+2)−2(2n+3) =2(n+1)(n+2)3(n2+3n+2)−4n−6=2(n+1)(n+2)3n2+9n+6−4n−6=2(n+1)(n+2)3n2+5n=2(n+1)(n+2)n(3n+5)