連立一次方程式 $\begin{cases} kx - 2y = 0 \\ 3x + (k+1)y = 0 \end{cases}$ が自明な解(つまり $x=0, y=0$)以外の解を持つとき、$k>0$ の値を求める問題です。

代数学連立一次方程式行列式二次方程式解の存在条件
2025/7/4

1. 問題の内容

連立一次方程式 {kx2y=03x+(k+1)y=0\begin{cases} kx - 2y = 0 \\ 3x + (k+1)y = 0 \end{cases} が自明な解(つまり x=0,y=0x=0, y=0)以外の解を持つとき、k>0k>0 の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

連立一次方程式が自明な解以外の解を持つための条件は、係数行列の行列式が0になることです。つまり、
k23k+1=0 \begin{vmatrix} k & -2 \\ 3 & k+1 \end{vmatrix} = 0
これを解きます。
k(k+1)(2)(3)=0 k(k+1) - (-2)(3) = 0
k2+k+6=0 k^2 + k + 6 = 0
この二次方程式を解くと、
k=1±124(1)(6)2(1)=1±1242=1±232=1±i232 k = \frac{-1 \pm \sqrt{1^2 - 4(1)(6)}}{2(1)} = \frac{-1 \pm \sqrt{1 - 24}}{2} = \frac{-1 \pm \sqrt{-23}}{2} = \frac{-1 \pm i\sqrt{23}}{2}
これは実数解を持たないため、問題文に誤りがあるか、問題の条件が変わっている可能性があります。
もし、問題が連立一次方程式
{kx2y=03x+(k+1)y=0\begin{cases} kx - 2y = 0 \\ 3x + (k+1)y = 0 \end{cases} が自明な解以外の解を持つとき、kk の値を求める問題である場合を考えます。
連立一次方程式が自明な解以外の解を持つための条件は、係数行列の行列式が0になることです。
k23k+1=0 \begin{vmatrix} k & -2 \\ 3 & k+1 \end{vmatrix} = 0
k(k+1)(2)(3)=0 k(k+1) - (-2)(3) = 0
k2+k+6=0 k^2 + k + 6 = 0
問題が kx2y=0kx - 2y = 03x+(k+1)y=03x + (k+1)y = 0 の表す直線が一致する場合、つまり一方の式が他方の式の定数倍になる場合を考えます。
k/3=2/(k+1)k/3 = -2/(k+1) より、k(k+1)=6k(k+1) = -6 なので、k2+k+6=0k^2 + k + 6 = 0
これの実数解は存在しないので、問題文が誤りか、前提が違う可能性があります。
問題文が「自明でない解を持つとき」ではなく、「少なくとも1つの解を持つ」場合を考えると、どのような kk の値でも解を持つので、これでは答えられません。
問題文が「{kx2y=03x+(k+1)y=0\begin{cases} kx - 2y = 0 \\ 3x + (k+1)y = 0 \end{cases} が自明な解以外を持つとき、k>0k>0 の値は \Box である。」の「\Box」にあてはまるものを選択肢から選べ、という問題だった場合、二次方程式 k2+k+6=0k^2+k+6=0 の解が実数解を持たないため、この問題の意図する答えは存在しないことになります。
しかしながら、もし問題がタイプミスで 3x+(k1)y=03x + (k-1)y = 0 であれば、
k23k1=0\begin{vmatrix} k & -2 \\ 3 & k-1 \end{vmatrix} = 0
k(k1)(2)(3)=0k(k-1) - (-2)(3) = 0
k2k+6=0k^2 - k + 6 = 0
となり、これも実数解を持たないため、依然として解なしとなります。
もし問題がタイプミスで 3x+(k4)y=03x + (k-4)y = 0 であれば、
k23k4=0\begin{vmatrix} k & -2 \\ 3 & k-4 \end{vmatrix} = 0
k(k4)(2)(3)=0k(k-4) - (-2)(3) = 0
k24k+6=0k^2 - 4k + 6 = 0
となり、これも実数解を持たないため、依然として解なしとなります。
もし問題が kx2y=0kx - 2y = 03x+(k+1)y=03x + (k+1)y = 0 でなく、kx2y=0kx - 2y = 03x+(k4)y=03x + (k-4)y = 0 であった場合、k>0k>0 という条件がなくても、k24k+6=0k^2-4k+6=0 となり、実数解を持ちません。
もし問題が kx2y=0kx - 2y = 03x+ky=03x + ky = 0 だった場合、
k23k=0\begin{vmatrix} k & -2 \\ 3 & k \end{vmatrix} = 0
k2+6=0k^2 + 6 = 0
となり、実数解を持ちません。
もし問題が kx2y=0kx - 2y = 03x+(k+1)y=03x + (k+1)y = 0 で、k2+k6=0k^2 + k - 6 = 0 だった場合、
(k+3)(k2)=0(k+3)(k-2) = 0
k=3,2k = -3, 2
k>0k > 0 より、k=2k = 2 が答えとなります。

3. 最終的な答え

問題文に誤植がない限り、答えはありません。もし問題文に k2+k+6=0k^2 + k + 6 = 0 ではなく、k2+k6=0k^2 + k - 6 = 0 となるようなタイプミスがあった場合、かつ問題が k>0k > 0 の場合、k=2k = 2 が答えとなります。

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