3次方程式 $x^3 + 4x^2 + ax + 2a + 8 = 0$ (ここで $a$ は実数) が一つの実数解と二つの純虚数解を持つとき、その実数解と純虚数解を求める。

代数学三次方程式解と係数の関係複素数解純虚数解
2025/7/4

1. 問題の内容

3次方程式 x3+4x2+ax+2a+8=0x^3 + 4x^2 + ax + 2a + 8 = 0 (ここで aa は実数) が一つの実数解と二つの純虚数解を持つとき、その実数解と純虚数解を求める。

2. 解き方の手順

3次方程式 x3+4x2+ax+2a+8=0x^3 + 4x^2 + ax + 2a + 8 = 0 の実数解を rr、純虚数解を ±bi\pm bibb は実数、b0b \ne 0)とする。
解と係数の関係から、
\begin{align*} \label{eq:1} r + bi + (-bi) &= r = -4 \tag{1} \\ r(bi) + r(-bi) + (bi)(-bi) &= r(bi) - r(bi) + b^2 = a \tag{2} \\ r(bi)(-bi) &= rb^2 = -(2a+8) \tag{3} \end{align*}
(1)より、r=4r = -4
(2)より、b2=ab^2 = a
(3)より、4b2=2a8-4b^2 = -2a - 8 すなわち 4b2=2a+84b^2 = 2a + 8
b2=ab^2 = a4b2=2a+84b^2 = 2a + 8 に代入すると、
4a=2a+84a = 2a + 8
2a=82a = 8
a=4a = 4
b2=a=4b^2 = a = 4 より b=±2b = \pm 2
よって、実数解は r=4r = -4 であり、純虚数解は ±2i\pm 2i である。

3. 最終的な答え

実数解は 4-4 であり、純虚数解は 2i2i2i-2i である。

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