放物線 $y = \frac{1}{2}x^2$ 上の点 A(2, 2) がある。原点 O、点 A、および点 A と y 軸について対称な点を頂点とする平行四辺形を作る。残りの1点が x 軸上にあるとき、以下の問いに答える。 (1) 直線 OA の式を求めなさい。 (2) 平行四辺形の面積を求めなさい。

幾何学放物線平行四辺形座標平面面積直線
2025/7/4

1. 問題の内容

放物線 y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 上の点 A(2, 2) がある。原点 O、点 A、および点 A と y 軸について対称な点を頂点とする平行四辺形を作る。残りの1点が x 軸上にあるとき、以下の問いに答える。
(1) 直線 OA の式を求めなさい。
(2) 平行四辺形の面積を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 直線 OA の式を求める。
直線 OA は原点 O を通る直線なので、y=axy = ax と表せる。点 A(2, 2) を通るので、
2=a22 = a \cdot 2
a=1a = 1
よって、直線 OA の式は y=xy = x である。
(2) 平行四辺形の面積を求める。
点 A(2, 2) と y 軸について対称な点を B とすると、点 B の座標は (-2, 2) である。
また、残りの頂点を C とすると、C は x 軸上にあり、線分 BC は x 軸に平行である。
したがって、点 C の座標は (-2, 0) である。
平行四辺形 OABC の面積は、底辺 OC の長さを 2、高さを点 A の y 座標 2 とすると、
面積 = OC * 高さ = 22=42 * 2 = 4 となる。
また、底辺を OA とすると、OA の長さは 22+22=8=22\sqrt{2^2 + 2^2} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
OA を底辺としたときの高さは、点 B から直線 OA に下ろした垂線の長さとなる。
直線 OA の式は y=xy = x なので、xy=0x - y = 0
点 B (-2, 2) から直線 xy=0x - y = 0 までの距離は、
(2)212+(1)2=42=42=22\frac{|(-2) - 2|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{|-4|}{\sqrt{2}} = \frac{4}{\sqrt{2}} = 2\sqrt{2}
平行四辺形の面積は、2222=82\sqrt{2} * 2\sqrt{2} = 8
Cはx軸上にあるので、Aをy軸に関して対称移動させた点をBとすると、点Bの座標は(-2,2)となる。
平行四辺形なので、残りの点をCとすると、Cはx軸上にあり、かつBCがx軸に平行なので、Cの座標は(-2,0)となる。
平行四辺形OABCの面積は、OCを底辺とすると、高さは点Aのy座標となるので、OCの長さは2、高さは2となり、面積は2*2=4となる。
OAを底辺とすると、OAの長さは22+22=22\sqrt{2^2+2^2}=2\sqrt{2}
OAを底辺としたときの高さは、BからOAに下ろした垂線の長さとなる。
OAの式はy=xy=xなので、xy=0x-y=0
B(-2,2)から直線xy=0x-y=0までの距離は、(2)212+(1)2=42=22\frac{|(-2)-2|}{\sqrt{1^2+(-1)^2}}=\frac{4}{\sqrt{2}}=2\sqrt{2}
平行四辺形の面積は、2222=82\sqrt{2}*2\sqrt{2}=8
点Bからx軸に垂線を下ろし、その交点をDとすると、平行四辺形の面積は長方形ADEOの面積を2倍したものとなる。
長方形ADEOの面積は4なので、平行四辺形の面積は8となる。
しかしながらC(2,0)の可能性がある。
この場合、AB=4,高さは点OからABに下ろした垂線の長さとなる。
y=2で一定なので、高さは22=2\frac{2}{\sqrt{2}}=\sqrt{2}
平行四辺形の面積は42=424*\sqrt{2}=4\sqrt{2}
ABを底辺とすると、ABの長さは4。
点OからABに垂線を下ろすと、その長さは2なので、面積は4*2=8

3. 最終的な答え

(1) y=xy = x
(2) 4

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