関数 $y = -x^2 + 4ax - a$ ($0 \le x \le 2$) について、以下の問いに答えます。 (1) 最大値を求めよ。 (2) 最小値を求めよ。

代数学二次関数最大値最小値場合分け放物線
2025/7/4

1. 問題の内容

関数 y=x2+4axay = -x^2 + 4ax - a (0x20 \le x \le 2) について、以下の問いに答えます。
(1) 最大値を求めよ。
(2) 最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成します。
y=x2+4axa=(x24ax)a=(x24ax+4a24a2)a=(x2a)2+4a2ay = -x^2 + 4ax - a = -(x^2 - 4ax) - a = -(x^2 - 4ax + 4a^2 - 4a^2) - a = -(x - 2a)^2 + 4a^2 - a
したがって、グラフは上に凸な放物線で、頂点の座標は (2a,4a2a)(2a, 4a^2 - a) です。
(1) 最大値を求める手順:
定義域 0x20 \le x \le 2 における最大値を考えます。軸 x=2ax = 2a の位置によって場合分けを行います。
* 2a<02a < 0、つまり a<0a < 0 のとき:
f(x)f(x) は区間 [0,2][0, 2] で減少関数となるので、x=0x = 0 で最大値をとります。最大値は y=02+4a(0)a=ay = -0^2 + 4a(0) - a = -a
* 02a20 \le 2a \le 2、つまり 0a10 \le a \le 1 のとき:
頂点の xx 座標が区間 [0,2][0, 2] に含まれるので、x=2ax = 2a で最大値をとります。最大値は y=4a2ay = 4a^2 - a
* 2<2a2 < 2a、つまり 1<a1 < a のとき:
f(x)f(x) は区間 [0,2][0, 2] で増加関数となるので、x=2x = 2 で最大値をとります。最大値は y=22+4a(2)a=4+8aa=7a4y = -2^2 + 4a(2) - a = -4 + 8a - a = 7a - 4
(2) 最小値を求める手順:
定義域 0x20 \le x \le 2 における最小値を考えます。定義域の中央 x=1x = 1 と軸 x=2ax = 2a の位置関係によって場合分けを行います。
* 2a<12a < 1、つまり a<12a < \frac{1}{2} のとき:
x=2x = 2 で最小値をとります。最小値は y=22+4a(2)a=4+8aa=7a4y = -2^2 + 4a(2) - a = -4 + 8a - a = 7a - 4
* 2a=12a = 1、つまり a=12a = \frac{1}{2} のとき:
x=0,2x = 0, 2 で最小値をとります。最小値は y=a=12y = -a = -\frac{1}{2}
* 2a>12a > 1、つまり a>12a > \frac{1}{2} のとき:
x=0x = 0 で最小値をとります。最小値は y=ay = -a

3. 最終的な答え

(1) 最大値:
a<0a < 0 のとき a-a
0a10 \le a \le 1 のとき 4a2a4a^2 - a
1<a1 < a のとき 7a47a - 4
(2) 最小値:
a<12a < \frac{1}{2} のとき 7a47a - 4
a=12a = \frac{1}{2} のとき 12-\frac{1}{2}
a>12a > \frac{1}{2} のとき a-a

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