各行列について、以下の手順で行列式を計算します。
(1)
2x2行列の行列式は ad−bc で計算します。 22492864=(22)(64)−(28)(49)=1408−1372=36 (2)
3x3行列の行列式は、サラスの公式または余因子展開で計算できます。ここではサラスの公式を使います。
123456789=(1)(5)(9)+(4)(8)(3)+(7)(2)(6)−(7)(5)(3)−(1)(8)(6)−(4)(2)(9)=45+96+84−105−48−72=0 (3)
3x3行列の行列式は、サラスの公式または余因子展開で計算できます。ここではサラスの公式を使います。
412−8107396=(4)(0)(6)+(1)(9)(−8)+(3)(12)(7)−(3)(0)(−8)−(4)(9)(7)−(1)(12)(6)=0−72+252−0−252−72=−144 (4)
4x4行列の行列式は、余因子展開を使うのが一般的です。1行目で展開します。
0431104331044310=0⋅C11+1⋅C12+3⋅C13+4⋅C14 ここで、Cij は (i, j) 成分の余因子です。 C12=(−1)1+2431104310=−[(4)(0)(0)+(1)(1)(1)+(3)(3)(4)−(3)(0)(1)−(4)(1)(4)−(1)(3)(0)]=−[0+1+36−0−16−0]=−21 C13=(−1)1+3431043310=(4)(4)(0)+(0)(1)(1)+(3)(3)(3)−(3)(4)(1)−(4)(1)(3)−(0)(3)(0)=0+0+27−12−12−0=3 C14=(−1)1+4431043104=−[(4)(4)(4)+(0)(0)(1)+(1)(3)(3)−(1)(4)(1)−(4)(0)(3)−(0)(3)(4)]=−[64+0+9−4−0−0]=−69 したがって、行列式は (1)(−21)+(3)(3)+(4)(−69)=−21+9−276=−288 (5)
行列式を計算する前に、行を入れ替えます。1行目と4行目を入れ替え、2行目と3行目を入れ替えます。この操作で符号が2回変わるので、全体としては符号は変わりません。
4000550063−307203 これは上三角行列なので、対角成分の積で計算できます。
(4)(5)(−3)(3)=−180 (6)
1行目で余因子展開します。
0−17−3240502−410002=0⋅C11+2⋅C12+0⋅C13+0⋅C14=2C12 C12=(−1)1+2−17−32−41002=−[(−1)(−4)(2)+(2)(0)(−3)+(0)(7)(1)−(0)(−4)(−3)−(−1)(0)(1)−(2)(7)(2)]=−[8+0+0−0−0−28]=−[−20]=20 行列式は 2(20)=40 (7)
1行目で余因子展開します。
421000−30300002410−20000302=4⋅C11+0⋅C12+0⋅C13+1⋅C14+0⋅C15=4C11+C14 C11=−303000240−2000302=−3024−200302=−3[(0)(0)(2)+(−2)(0)(4)+(3)(2)(0)−(3)(0)(4)−(0)(0)(0)−(−2)(2)(2)]=−3[0+0+0−0−0+8]=−24 C14=(−1)1+42100−303000240302=−1[2⋅030024302−(−3)100024302]=−1[2(0+0+36−0−0−0)+3(4+0+0−0−0−0)]=−1(2(36)+3(4))=−1(72+12)=−84 したがって、行列式は 4(−24)+(−84)=−96−84=−180 (8)
1行目を基準に、2行目から1行目を引き、3行目から1行目を引きます。
10101991−29842 1列目で展開します。
1011−242−0+1991984=101(2−(−8))+1(396−98)=101(10)+298=1010+298=1308 (9)
1行目を基準に、2行目から1/2倍したものを引き、3行目から1/4倍したものを引き、4行目から1/3倍したものを引きます。
1/20001/31/61/65/361/45/247/4813/72 211/61/65/247/48=21(2887−1445)=21(2887−10)=21(−2883)=−1921 1/65/365/2413/72=2161(1213−1225)=121(12−12)=−121 最終的な答えは、21(61⋅487−61⋅245)=21(2887−1445)=212887−10=576−3=−1921