定数 $p$ に対して定まる2次関数 $f(x) = x^2 - 4px + p$ について、以下の問いに答える。 (1) $f(x)$ の最小値を $m$ とするとき、$m$ を $p$ の式で表す。 (2) 最小値 $m$ は、どのような $p$ の値に対して最大となるか。また、その最大値を求める。

代数学二次関数平方完成最大値最小値
2025/7/4

1. 問題の内容

定数 pp に対して定まる2次関数 f(x)=x24px+pf(x) = x^2 - 4px + p について、以下の問いに答える。
(1) f(x)f(x) の最小値を mm とするとき、mmpp の式で表す。
(2) 最小値 mm は、どのような pp の値に対して最大となるか。また、その最大値を求める。

2. 解き方の手順

(1) f(x)f(x) を平方完成する。
f(x)=x24px+p=(x2p)24p2+pf(x) = x^2 - 4px + p = (x - 2p)^2 - 4p^2 + p
f(x)f(x) は下に凸な放物線なので、x=2px = 2p で最小値をとる。よって、最小値 mm
m=4p2+pm = -4p^2 + p
(2) m=4p2+pm = -4p^2 + p を平方完成する。
m=4(p214p)=4((p18)2164)=4(p18)2+116m = -4(p^2 - \frac{1}{4}p) = -4( (p - \frac{1}{8})^2 - \frac{1}{64} ) = -4(p - \frac{1}{8})^2 + \frac{1}{16}
mm は上に凸な放物線なので、p=18p = \frac{1}{8} で最大値をとる。その最大値は m=116m = \frac{1}{16} である。

3. 最終的な答え

(1) m=4p2+pm = -4p^2 + p
(2) p=18p = \frac{1}{8} のとき、最大値は 116\frac{1}{16}