1辺が1cmの正方形の黒い紙と白い紙を規則的に並べて図形を作る。 x番目の図形について、黒い部分の面積と白い部分の面積をxの式で表す。 白い部分の面積が144cm^2になるのは何番目の図形か求める。

代数学二次方程式面積規則性数列
2025/7/4

1. 問題の内容

1辺が1cmの正方形の黒い紙と白い紙を規則的に並べて図形を作る。
x番目の図形について、黒い部分の面積と白い部分の面積をxの式で表す。
白い部分の面積が144cm^2になるのは何番目の図形か求める。

2. 解き方の手順

(1)x番目の図形の黒い部分と白い部分の面積を求める。
x番目の図形の一辺の長さは、2x12x-1 cmである。
x番目の図形の面積は、(2x1)2=4x24x+1(2x-1)^2 = 4x^2 - 4x + 1 cm^2である。
黒い部分と白い部分の面積は、x=1の場合を除き、ほぼ等しくなる。
具体的には、以下のようになる。
- xが偶数のとき、黒い部分と白い部分の面積は等しい。
- xが奇数のとき、黒い部分の面積は白い部分の面積より1 cm^2大きい。
xが偶数の場合、黒い部分と白い部分の面積はそれぞれ
4x24x+12=2x22x+12 \frac{4x^2 - 4x + 1}{2} = 2x^2 - 2x + \frac{1}{2} cm^2
xが奇数の場合、黒い部分は
4x24x+1+12=2x22x+1 \frac{4x^2 - 4x + 1 + 1}{2} = 2x^2 - 2x + 1 cm^2
白い部分は
4x24x+112=2x22x \frac{4x^2 - 4x + 1 - 1}{2} = 2x^2 - 2x cm^2
(2)白い部分の面積が144cm^2になるのは何番目の図形か。
白い部分の面積が144cm^2となるxを求める。
2x22x=1442x^2 - 2x = 144 または 2x22x+12=1442x^2 - 2x + \frac{1}{2} = 144
2x22x144=02x^2 - 2x - 144 = 0
x2x72=0x^2 - x - 72 = 0
(x9)(x+8)=0(x-9)(x+8) = 0
x=9,8x = 9, -8
2x22x+12144=02x^2 - 2x + \frac{1}{2} - 144 = 0
4x24x+1288=04x^2 - 4x + 1 - 288 = 0
4x24x287=04x^2 - 4x - 287 = 0
xは正の整数なので、x = 9が答え。
したがって、9番目の図形の白い部分の面積が144cm^2になる。

3. 最終的な答え

① 黒い部分の面積:xが偶数のとき 2x22x+122x^2 - 2x + \frac{1}{2} cm^2、xが奇数のとき 2x22x+12x^2 - 2x + 1 cm^2
白い部分の面積:xが偶数のとき 2x22x+122x^2 - 2x + \frac{1}{2} cm^2、xが奇数のとき 2x22x2x^2 - 2x cm^2
② 9番目

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