複素数 $\alpha = 1 + \sqrt{3}i$ と $\beta = -4 + 2i$ が与えられています。複素数平面上の原点をOとします。 (1) 点A($\alpha$)を実軸に関して対称移動させた点をA'($\alpha'$)とするとき、複素数$\alpha'$の値を求めます。 (2) 点B($\beta$)を直線OAに関して対称移動させた点をB'($\beta'$)とするとき、複素数$\beta'$の値を求めます。
2025/7/5
1. 問題の内容
複素数 と が与えられています。複素数平面上の原点をOとします。
(1) 点A()を実軸に関して対称移動させた点をA'()とするとき、複素数の値を求めます。
(2) 点B()を直線OAに関して対称移動させた点をB'()とするとき、複素数の値を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 複素数を実軸に関して対称移動した点は、の共役複素数となります。共役複素数は虚部の符号を反転させることで求められます。
(2) 点B()を直線OAに関して対称移動させた点をB'()とします。
まず、の偏角を求めます。
より、
, より、
次に、点B()を原点Oを中心に回転させ、実軸に関して対称移動させ、再度回転させると、点B'()が得られます。
,
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)