$\sin 15^\circ \cos 105^\circ$ の値を求める問題です。

解析学三角関数加法定理三角関数の値
2025/7/5

1. 問題の内容

sin15cos105\sin 15^\circ \cos 105^\circ の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、cos105\cos 105^\circ を変形します。
cos105=cos(60+45)\cos 105^\circ = \cos (60^\circ + 45^\circ) と表せるので、加法定理を用いると、
cos105=cos60cos45sin60sin45=12223222=264\cos 105^\circ = \cos 60^\circ \cos 45^\circ - \sin 60^\circ \sin 45^\circ = \frac{1}{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{3}}{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{\sqrt{2} - \sqrt{6}}{4}
次に、sin15\sin 15^\circ を変形します。
sin15=sin(4530)\sin 15^\circ = \sin (45^\circ - 30^\circ) と表せるので、加法定理を用いると、
sin15=sin45cos30cos45sin30=22322212=624\sin 15^\circ = \sin 45^\circ \cos 30^\circ - \cos 45^\circ \sin 30^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{1}{2} = \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4}
したがって、
sin15cos105=624264=(62)(26)16=1262+1216=212816=43816=324\sin 15^\circ \cos 105^\circ = \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4} \cdot \frac{\sqrt{2} - \sqrt{6}}{4} = \frac{(\sqrt{6} - \sqrt{2})(\sqrt{2} - \sqrt{6})}{16} = \frac{\sqrt{12} - 6 - 2 + \sqrt{12}}{16} = \frac{2\sqrt{12} - 8}{16} = \frac{4\sqrt{3} - 8}{16} = \frac{\sqrt{3} - 2}{4}

3. 最終的な答え

324\frac{\sqrt{3} - 2}{4}

「解析学」の関連問題

関数 $f(x) = \frac{2x}{x^2+1}$ について、以下の問いに答える。 (1) 関数 $f(x)$ の増減、極値、グラフの凹凸、変曲点を調べる。 (2) $\lim_{x \to \...

関数の増減極値グラフの凹凸変曲点極限グラフ
2025/7/13

関数 $f(x) = x(e^x - 4e^{-x})$ について、以下の2つの問いに答えます。 (1) 不等式 $f(x) < 0$ を解く。 (2) 曲線 $y = f(x)$ と $x$ 軸で囲...

不等式関数のグラフ面積積分指数関数部分積分
2025/7/13

添付の図の(1)と(2)はそれぞれ、ある関数 $y = f(x)$ の導関数 $y' = f'(x)$ のグラフです。それぞれの導関数のグラフから、元の関数 $y = f(x)$ の概形として適切なも...

導関数関数の概形微分
2025/7/13

添付の図の(1)から(4)それぞれの増減表から作成できるグラフの概形を、aからeから選ぶ問題です。

微分増減表グラフ関数の概形
2025/7/13

与えられた4つの導関数 $y'=f'(x)$ のグラフそれぞれに対して、対応する増減表を選択する問題です。

導関数増減表グラフ微分
2025/7/13

座標平面上の曲線 $y = x^3 + x^2 - 2x$ を $C$ とする。 (1) 曲線 $C$ と $x$ 軸の交点の座標を求める。 (2) (1) で求めた点における曲線 $C$ の接線の方...

微分積分曲線接線面積
2025/7/13

放物線 $y = x^2 - 2x$ をCとする。C上の点Pのx座標を$t$ ($t>2$) とする。点PにおけるCの接線を$l_1$、原点OにおけるCの接線を$l_2$とする。 (1) $l_1$の...

微分接線積分面積放物線
2025/7/13

関数 $f(x)$ が $f(x) = 3x^2 + 4x\int_{-1}^0 f(t) dt - 2\int_1^3 f(t) dt$ を満たすとき、$a = \int_{-1}^0 f(t) d...

積分定積分絶対値関数連立方程式
2025/7/13

以下の積分を部分積分法を用いて求めます。 (1) $\int 2x \cos x \, dx$ (2) $\int 2x e^{2x} \, dx$ (3) $\int x^2 \log x \, d...

積分部分積分法定積分
2025/7/13

関数 $f(x) = \log(x^2 + 1)$ について、以下の問いに答える。 (1) $f(x)$ の増減、極値、グラフの凹凸、変曲点を調べる。 (2) $\lim_{x \to \pm\inf...

関数の増減極値凹凸変曲点極限対数関数
2025/7/13