添付の図の(1)と(2)はそれぞれ、ある関数 $y = f(x)$ の導関数 $y' = f'(x)$ のグラフです。それぞれの導関数のグラフから、元の関数 $y = f(x)$ の概形として適切なものをa~dの中から選択します。

解析学導関数関数の概形微分
2025/7/13

1. 問題の内容

添付の図の(1)と(2)はそれぞれ、ある関数 y=f(x)y = f(x) の導関数 y=f(x)y' = f'(x) のグラフです。それぞれの導関数のグラフから、元の関数 y=f(x)y = f(x) の概形として適切なものをa~dの中から選択します。

2. 解き方の手順

(1) の導関数 y=f(x)y' = f'(x) のグラフについて:
- xx が増加するにつれて、yy' の値は正の値を保ちながら減少し、0に近づきます。これは、f(x)f(x) が常に増加していることを意味します。
- xx が小さいとき yy' の値は大きく、xx が大きいとき yy' の値は小さいため、f(x)f(x) の増加率は、xx が小さいほど大きく、xx が大きいほど小さくなります。
- グラフ a, c, d はそれぞれ増加関数です。グラフ a は xx が小さいとき増加率は大きいですが、x が大きいとき増加率は小さくなります。
グラフ c は増加率がほぼ一定です。グラフ d は xx が小さいとき増加率は小さいですが、xx が大きいとき増加率は大きくなります。
したがって、関数 f(x)f(x) の概形として適切なのはグラフ a です。
(2) の導関数 y=f(x)y' = f'(x) のグラフについて:
- xx が増加するにつれて、yy' の値は増加します。これは、f(x)f(x) の傾きがxx の増加につれて大きくなっていくことを意味します。
- グラフ b は、xx が増加すると増加する関数であり、xx が小さいときには増加率が小さく、xx が大きいときには増加率が大きいです。
したがって、関数 f(x)f(x) の概形として適切なのはグラフ b です。

3. 最終的な答え

(1) a
(2) b

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