正項級数の収束・発散を判定する問題です。 (2) $\sum_{n=2}^{\infty} \frac{1}{n (\log n)^\alpha}$ ($\alpha > 0$) (3) $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{\log n}{n^2}$
2025/7/14
1. 問題の内容
正項級数の収束・発散を判定する問題です。
(2) ()
(3)
2. 解き方の手順
(2) について:
積分判定法を用います。関数 は で正であり、単調減少です。積分
を考えます。 とおくと、 となり、積分は
となります。この積分は のとき収束し、 のとき発散します。したがって、級数 は のとき収束し、 のとき発散します。
(3) について:
比較判定法を用います。任意の に対して、十分大きな に対して が成り立ちます。したがって、
が成り立ちます。 とすると、
となり、 は収束するので、比較判定法より も収束します。
3. 最終的な答え
(2) のとき収束し、 のとき発散する。
(3) 収束する。