(1) 無限等比級数が収束するための条件は、初項が0であるか、公比の絶対値が1より小さいことである。
この級数の初項は x−4、公比は 2x−4x である。 初項が0の場合、x−4=0 より x=4。 公比の絶対値が1より小さい場合、
∣2x−4x∣<1 −1<2x−4x<1 まず、2x−4x<1 を解く。 2x−4x−1<0 2x−4x−(2x−4)<0 2x−4−x+4<0 2x−4x−4>0 x−2x−4>0 したがって、x<2 または x>4。 次に、−1<2x−4x を解く。 0<2x−4x+1 0<2x−4x+(2x−4) 0<2x−43x−4 0<x−23x−4 したがって、x<34 または x>2。 これらをまとめると、x<34 または x>4。 x=4の場合も収束するので、実数 x の範囲は x<34 または x≥4。 (2) 無限等比級数の和は、f(x)=1−ra で与えられる。ただし、a は初項、r は公比である。 a=x−4、 r=2x−4x より、 f(x)=1−2x−4xx−4=2x−42x−4−xx−4=x−4(x−4)(2x−4)=2x−4 ただし、x−4=0、すなわちx=4。x=4のときは、無限等比級数の和は0である。 したがって、x<34 または x>4 のとき f(x)=2x−4 であり、x=4のとき f(x)=0 である。