与えられた式 $(1 + \frac{1}{\sqrt{1+x^2}})^{-1}$ を簡略化します。

代数学式の簡略化代数式有理化
2025/7/5

1. 問題の内容

与えられた式 (1+11+x2)1(1 + \frac{1}{\sqrt{1+x^2}})^{-1} を簡略化します。

2. 解き方の手順

まず、括弧の中の分数と1を足し合わせます。
1+11+x2=1+x21+x2+11+x2=1+x2+11+x21 + \frac{1}{\sqrt{1+x^2}} = \frac{\sqrt{1+x^2}}{\sqrt{1+x^2}} + \frac{1}{\sqrt{1+x^2}} = \frac{\sqrt{1+x^2}+1}{\sqrt{1+x^2}}
次に、この式の逆数を取ります。
(1+x2+11+x2)1=1+x21+x2+1(\frac{\sqrt{1+x^2}+1}{\sqrt{1+x^2}})^{-1} = \frac{\sqrt{1+x^2}}{\sqrt{1+x^2}+1}
分子と分母に1+x21\sqrt{1+x^2} - 1を掛けて、分母の有理化を行います。
1+x21+x2+11+x211+x21=1+x2(1+x21)(1+x2+1)(1+x21)\frac{\sqrt{1+x^2}}{\sqrt{1+x^2}+1} \cdot \frac{\sqrt{1+x^2}-1}{\sqrt{1+x^2}-1} = \frac{\sqrt{1+x^2}(\sqrt{1+x^2}-1)}{(\sqrt{1+x^2}+1)(\sqrt{1+x^2}-1)}
分母を展開します。
(1+x2+1)(1+x21)=(1+x2)212=1+x21=x2(\sqrt{1+x^2}+1)(\sqrt{1+x^2}-1) = (\sqrt{1+x^2})^2 - 1^2 = 1+x^2 - 1 = x^2
分子を展開します。
1+x2(1+x21)=(1+x2)21+x2=1+x21+x2\sqrt{1+x^2}(\sqrt{1+x^2}-1) = (\sqrt{1+x^2})^2 - \sqrt{1+x^2} = 1+x^2 - \sqrt{1+x^2}
したがって、
1+x21+x2+1=1+x21+x2x2\frac{\sqrt{1+x^2}}{\sqrt{1+x^2}+1} = \frac{1+x^2 - \sqrt{1+x^2}}{x^2}

3. 最終的な答え

1+x21+x2x2\frac{1+x^2 - \sqrt{1+x^2}}{x^2}

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