各問題と小問について、順に解き方を説明します。
**【1】**
(1) 2a2+11ab−21b2を因数分解します。 2a2+11ab−21b2=(2a−3b)(a+7b) (2) n<139<n+1を満たす自然数 n を求めます。 139 は11と12の間にあるので、n=11 (3) データ 2.8, 8.5, 8.4, 7.0, 10.9, 3.1, 8.5, 12.0 の中央値を求めます。
データを小さい順に並べると、2.8, 3.1, 7.0, 8.4, 8.5, 8.5, 10.9, 12.0。
データ数が8個なので、中央値は4番目と5番目の平均値です。
中央値 = (8.4+8.5)/2=8.45 (4) 1から100までの自然数のうち、3または4で割り切れる数の確率を求めます。
3で割り切れる数は33個、4で割り切れる数は25個。
3と4の両方で割り切れる数(12の倍数)は8個。
3または4で割り切れる数は、33 + 25 - 8 = 50個。
確率は 50/100 = 1/2 = 0.5
**【2】**
y=x2−4x+n (1) グラフの頂点Pがx軸と異なる2点で交わるための n の値を求めます。 y=x2−4x+n=(x−2)2−4+n 頂点のy座標は −4+n なので、これが0より小さければよい。 n は正の整数なので、n=1,2,3 (2) n が最小のとき (n=1) のグラフの頂点P、x軸との共有点A, B、y軸との共有点Cの座標を求めます。 y=x2−4x+1 頂点P:y=(x−2)2−3 より、P(2, -3) x軸との共有点A, B:x2−4x+1=0 を解いて、x=(4±16−4)/2=2±3 より、A(2 - 3, 0), B(2 + 3, 0) y軸との共有点C:x=0 のとき y=1 より、C(0, 1) **【3】**
(1) α に最も近い角を求めます。 tanα=APAH=APBQ−PQ PQ=AB2−(BQ−AP)2=472−(100−80)2=2209−400=1809≈42.5 AH=100−42.5=57.5 tanα=8057.5=0.71875 α≈arctan(0.71875)≈35.7∘ 3ページ目の三角比の表から、α≈36∘ tanβ=CRCK=CRBQ−QR QR=BC2−(BQ−CR)2=622−(100−60)2=3844−1600=2244≈47.4 CK=100−47.4=52.6 tanβ=6052.6=0.8767 β≈arctan(0.8767)≈41.2∘ 3ページ目の三角比の表から、β≈41∘ (3) 3点 P, Q, R が一直線上にあるとき、PRの距離を求めます。
PR = PQ + QR = AB2−(BQ−AP)2+BC2−(BQ−CR)2=472−(100−80)2+622−(100−60)2 PR = 1809+2244≈42.5+47.4≈89.9 小数第2位を四捨五入して、小数第1位まで求めると、PR = 90.0