$\theta$ についての方程式 $\cos 2\theta - 2a \cos \theta + 2a + 1 = 0$ (ただし、$0 \leq \theta \leq \pi$)がある。$a$ は定数である。 (1) 方程式が $\theta = \frac{\pi}{2}$ を解にもつとき、$a$ の値を求める。 (2) $t = \cos \theta$ とおくとき、$\cos 2\theta$ を $t$ を用いて表す。また、$a = -\frac{1}{2}$ のとき、方程式を解く。 (3) 方程式を満たす $\theta$ の値がただ1つであるとき、$a$ の値の範囲を求める。
2025/7/5
1. 問題の内容
についての方程式 (ただし、)がある。 は定数である。
(1) 方程式が を解にもつとき、 の値を求める。
(2) とおくとき、 を を用いて表す。また、 のとき、方程式を解く。
(3) 方程式を満たす の値がただ1つであるとき、 の値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) を方程式に代入すると、
(2) であるから、
のとき、方程式は
より、
より、
のとき、
のとき、
したがって、
(3) 方程式を で表すと、
方程式を満たす の値がただ1つであるとき、
(i) のとき、 より、
このとき、 となり、 で がただ一つの値をとるためには、 が必要である。
したがって、
(ii) のとき、
のとき、。 となる は のみなので、条件を満たす。
のとき、。 となる は存在しないので、条件を満たさない。
(iii) のとき、 または
で がただ一つの値をとるためには、 または である必要がある。
のとき、 は負の値なので、を満たす必要がある。
この場合、 で が一つになる場合が存在する。
について
よって、求める の範囲は、 つまり 。ただし、は除かれる。
について
のとき、 なので、 を満たす ならば常に成り立つ。
のとき の値は2つとなる。
結論として、, ,
3. 最終的な答え
(1)
(2) ,
(3)