曲線 $y = -x^3 + 5x$ 上の $x=1$ に対応する点における接線の方程式を求める。

解析学接線法線導関数微分曲線自然対数
2025/7/5
## 問題84(1)

1. 問題の内容

曲線 y=x3+5xy = -x^3 + 5x 上の x=1x=1 に対応する点における接線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

まず、x=1x=1 のときの yy の値を求める。
y=(1)3+5(1)=1+5=4y = -(1)^3 + 5(1) = -1 + 5 = 4
したがって、接点の座標は (1,4)(1, 4) である。
次に、導関数を求める。
y=dydx=3x2+5y' = \frac{dy}{dx} = -3x^2 + 5
x=1x=1 における導関数の値を求める。
y(1)=3(1)2+5=3+5=2y'(1) = -3(1)^2 + 5 = -3 + 5 = 2
これは接線の傾きである。
接点の座標 (1,4)(1, 4) を通り、傾き 22 の直線の方程式を求める。
y4=2(x1)y - 4 = 2(x - 1)
y4=2x2y - 4 = 2x - 2
y=2x+2y = 2x + 2

3. 最終的な答え

y=2x+2y = 2x + 2
## 問題84(2)

1. 問題の内容

曲線 y=sinxxy = \frac{\sin x}{x} 上の x=πx=\pi に対応する点における接線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

まず、x=πx=\pi のときの yy の値を求める。
y=sinππ=0π=0y = \frac{\sin \pi}{\pi} = \frac{0}{\pi} = 0
したがって、接点の座標は (π,0)(\pi, 0) である。
次に、導関数を求める。商の微分法を用いる。
y=dydx=xcosxsinxx2y' = \frac{dy}{dx} = \frac{x \cos x - \sin x}{x^2}
x=πx=\pi における導関数の値を求める。
y(π)=πcosπsinππ2=π(1)0π2=ππ2=1πy'(\pi) = \frac{\pi \cos \pi - \sin \pi}{\pi^2} = \frac{\pi(-1) - 0}{\pi^2} = \frac{-\pi}{\pi^2} = -\frac{1}{\pi}
これは接線の傾きである。
接点の座標 (π,0)(\pi, 0) を通り、傾き 1π-\frac{1}{\pi} の直線の方程式を求める。
y0=1π(xπ)y - 0 = -\frac{1}{\pi}(x - \pi)
y=1πx+1y = -\frac{1}{\pi}x + 1

3. 最終的な答え

y=1πx+1y = -\frac{1}{\pi}x + 1
## 問題85(1)

1. 問題の内容

曲線 y=x32xy = x^3 - 2x 上の x=2x=2 に対応する点における法線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

まず、x=2x=2 のときの yy の値を求める。
y=(2)32(2)=84=4y = (2)^3 - 2(2) = 8 - 4 = 4
したがって、接点の座標は (2,4)(2, 4) である。
次に、導関数を求める。
y=dydx=3x22y' = \frac{dy}{dx} = 3x^2 - 2
x=2x=2 における導関数の値を求める。
y(2)=3(2)22=3(4)2=122=10y'(2) = 3(2)^2 - 2 = 3(4) - 2 = 12 - 2 = 10
これは接線の傾きである。
法線の傾きは、接線の傾きの逆数の符号を反転させたものである。したがって、法線の傾きは 110-\frac{1}{10} である。
接点の座標 (2,4)(2, 4) を通り、傾き 110-\frac{1}{10} の直線の方程式を求める。
y4=110(x2)y - 4 = -\frac{1}{10}(x - 2)
y4=110x+15y - 4 = -\frac{1}{10}x + \frac{1}{5}
y=110x+15+4y = -\frac{1}{10}x + \frac{1}{5} + 4
y=110x+15+205y = -\frac{1}{10}x + \frac{1}{5} + \frac{20}{5}
y=110x+215y = -\frac{1}{10}x + \frac{21}{5}

3. 最終的な答え

y=110x+215y = -\frac{1}{10}x + \frac{21}{5}
## 問題85(2)

1. 問題の内容

曲線 y=xlogxy = x \log x 上の x=ex=e に対応する点における法線の方程式を求める。ここで logx\log x は自然対数とする。

2. 解き方の手順

まず、x=ex=e のときの yy の値を求める。
y=eloge=e(1)=ey = e \log e = e(1) = e
したがって、接点の座標は (e,e)(e, e) である。
次に、導関数を求める。積の微分法を用いる。
y=dydx=logx+x1x=logx+1y' = \frac{dy}{dx} = \log x + x \cdot \frac{1}{x} = \log x + 1
x=ex=e における導関数の値を求める。
y(e)=loge+1=1+1=2y'(e) = \log e + 1 = 1 + 1 = 2
これは接線の傾きである。
法線の傾きは、接線の傾きの逆数の符号を反転させたものである。したがって、法線の傾きは 12-\frac{1}{2} である。
接点の座標 (e,e)(e, e) を通り、傾き 12-\frac{1}{2} の直線の方程式を求める。
ye=12(xe)y - e = -\frac{1}{2}(x - e)
ye=12x+12ey - e = -\frac{1}{2}x + \frac{1}{2}e
y=12x+12e+ey = -\frac{1}{2}x + \frac{1}{2}e + e
y=12x+32ey = -\frac{1}{2}x + \frac{3}{2}e

3. 最終的な答え

y=12x+32ey = -\frac{1}{2}x + \frac{3}{2}e

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