$a < b < c$ のとき、方程式 $(x-a)(x-c) + (x-b)^2 = 0$ が異なる2つの実数解を持つことを示し、その解と定数 $a, b, c$ との大小関係を調べる。
2025/7/5
1. 問題の内容
のとき、方程式 が異なる2つの実数解を持つことを示し、その解と定数 との大小関係を調べる。
2. 解き方の手順
まず、与えられた方程式を展開し、整理します。
この2次方程式が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 が正である必要があります。
ここで、 であるから、、、である。
より、
より、
より、
を示すために、より変形します。
ここで、が成り立つことを示す。かつより、かつ。
かつより、
したがって、。
よって、
なので、となる。
したがって、与えられた2次方程式は異なる2つの実数解を持つ。
次に、解をとおき、解と係数の関係を用いる。
解の配置を考察する。
とおく。
であり、 であるから、少なくとも1つの解が区間 に、もう1つの解が区間 に存在する。
したがって、2つの解は、
を満たす。
3. 最終的な答え
方程式 は異なる2つの実数解を持つ。
解を とすると、 が成り立つ。