外心は、三角形の各辺の垂直二等分線の交点であり、外心から各頂点までの距離は等しい。つまり、OA = OB = OCである。
したがって、三角形OAB、三角形OBC、三角形OCAはそれぞれ二等辺三角形である。
まず、三角形OBCについて考える。OB = OCより、三角形OBCは二等辺三角形なので、
∠OBC=∠OCB=x ∠BOC=180∘−2x 次に、三角形OCAについて考える。OA = OCより、三角形OCAは二等辺三角形なので、
∠OAC=∠OCA=30∘ ∠AOC=180∘−2×30∘=120∘ 同様に、三角形OABについて考える。OA = OBより、三角形OABは二等辺三角形なので、
∠OAB=∠OBA=y ∠AOB=180∘−2y 三角形ABCの内角の和は180°であるから、
∠ABC+∠BCA+∠CAB=180∘ (x+y)+40∘+(30∘+y)=180∘ x+2y+70∘=180∘ x+2y=110∘ ...(1) また、点Oは三角形ABCの外心なので、∠BOC+∠AOC+∠AOB=360∘である。 (180∘−2x)+120∘+(180∘−2y)=360∘ 480∘−2x−2y=360∘ 2x+2y=120∘ x+y=60∘ ...(2) (1)式から(2)式を引くと、
(x+2y)−(x+y)=110∘−60∘ (2)式に y=50∘を代入すると、 x+50∘=60∘