相似な三角形の面積比は、相似比の2乗に等しいことを利用する。
まず、三角形ABCと三角形DBEの相似比を求める。
図から、BA = 4cm, BC = 5cmが読み取れる。また、DF = 6cmと読み取れる。
三角形ABCと三角形DBEにおいて、∠BAC=∠BDE=90∘ より、ABとDFが対応する辺とは限らない。 ∠Bが共通なので、BAとBD、BCとBEが対応する辺の可能性もある。 ここで、BCが斜辺となっていることから、△ABC の辺の比が 3:4:5 であることを考えると、△DBE は ∠BDE=90∘ より斜辺がBEとなり、BEの長さが不明であるため、BCとBEの相似比を使うことは難しい。 また、AC の長さが不明であるため、AC と DE の相似比を使うことも難しい。 △ABC の底辺をBCとすると、高さはAH。 △DBE の底辺をBEとすると、高さはDF。 ここで、△ABC∼△DBE であるから、 BDBA=BEBC=DEAC 三角形ABCと三角形DBEにおいて、∠BAC=∠BDE=90∘ より、ABとDBが対応する辺であると考えられる。 三角形ABCのBA = 4cmであり、三角形DBEのDBは不明。
しかし、問題文に2つの三角形の面積の比を求めよとあり、辺の長さが分かっている辺を使って相似比を求める必要がある。
したがって、△ABC∼△DBE より、ABに対応するのはDBではなく、DFと考えるのが妥当である。 よって、AC と DE が対応し、BC と BE が対応すると考える。 △ABC∼△DBE において、∠BAC=∠BDF=90∘ なので、BC と BE は対応する辺であると考えられる。 また、∠ABC と ∠DBE は共通であるため、BA と BD が対応する辺であると考えられる。 この時、△ABC において、BC=5 であり、BA=4 であるので、△BDE に対応する辺を考えると、DF=6 より、AB に対応する DF が分かっているため、BEBC=BDBA であれば相似比を求めることができる。 しかし、BE も BD も長さが分かっていないため、面積比を求めることができない。 問題文に「右図において」と書いてあることから、図から相似比を読み取れる必要がある。
この問題の解法として、相似比を求めるために、相似な三角形を見つける必要がある。
△ABC∼△DBE と言われているので、辺の対応関係を正しく見つける必要がある。 ここで、△ABC∼△DBF と仮定すると、BA=4,BC=5 であり、DF=6 である。 AC=BC2−BA2=52−42=25−16=9=3 この時、△ABC において、BA:AC:BC=4:3:5 となる。 一方、△DBF において、DB が不明、BF が不明、DF=6 である。 したがって、DFAC=63=21 面積比は相似比の2乗なので、(21)2=41 したがって、△ABC:△DBF=1:4