三角形ABCと三角形DBEは、$\angle B$が共通、$\angle BAC = \angle BDE = 90^\circ$ であることから相似である。このとき、2つの三角形の面積の比を求める。

幾何学相似三角形面積比三平方の定理
2025/7/5

1. 問題の内容

三角形ABCと三角形DBEは、B\angle Bが共通、BAC=BDE=90\angle BAC = \angle BDE = 90^\circ であることから相似である。このとき、2つの三角形の面積の比を求める。

2. 解き方の手順

相似な三角形の面積比は、相似比の2乗に等しいことを利用する。
まず、三角形ABCと三角形DBEの相似比を求める。
図から、BA = 4cm, BC = 5cmが読み取れる。また、DF = 6cmと読み取れる。
三角形ABCと三角形DBEにおいて、BAC=BDE=90\angle BAC = \angle BDE = 90^\circ より、ABとDFが対応する辺とは限らない。
B\angle Bが共通なので、BAとBD、BCとBEが対応する辺の可能性もある。
ここで、BCが斜辺となっていることから、ABC\triangle ABC の辺の比が 3:4:53:4:5 であることを考えると、DBE\triangle DBEBDE=90\angle BDE=90^\circ より斜辺がBEとなり、BEの長さが不明であるため、BCとBEの相似比を使うことは難しい。
また、ACAC の長さが不明であるため、ACACDEDE の相似比を使うことも難しい。
ABC\triangle ABC の底辺をBCとすると、高さはAH。
DBE\triangle DBE の底辺をBEとすると、高さはDF。
ここで、ABCDBE\triangle ABC \sim \triangle DBE であるから、
BABD=BCBE=ACDE\frac{BA}{BD} = \frac{BC}{BE} = \frac{AC}{DE}
三角形ABCと三角形DBEにおいて、BAC=BDE=90\angle BAC = \angle BDE = 90^\circ より、ABとDBが対応する辺であると考えられる。
三角形ABCのBA = 4cmであり、三角形DBEのDBは不明。
しかし、問題文に2つの三角形の面積の比を求めよとあり、辺の長さが分かっている辺を使って相似比を求める必要がある。
したがって、ABCDBE\triangle ABC \sim \triangle DBE より、ABABに対応するのはDBDBではなく、DFDFと考えるのが妥当である。
よって、ACACDEDE が対応し、BCBCBEBE が対応すると考える。
ABCDBE\triangle ABC \sim \triangle DBE において、BAC=BDF=90\angle BAC=\angle BDF = 90^\circ なので、BCBCBEBE は対応する辺であると考えられる。
また、ABC\angle ABCDBE\angle DBE は共通であるため、BABABDBD が対応する辺であると考えられる。
この時、ABC\triangle ABC において、BC=5BC=5 であり、BA=4BA=4 であるので、BDE\triangle BDE に対応する辺を考えると、DF=6DF=6 より、ABAB に対応する DFDF が分かっているため、BCBE=BABD\frac{BC}{BE} = \frac{BA}{BD} であれば相似比を求めることができる。
しかし、BEBEBDBD も長さが分かっていないため、面積比を求めることができない。
問題文に「右図において」と書いてあることから、図から相似比を読み取れる必要がある。
この問題の解法として、相似比を求めるために、相似な三角形を見つける必要がある。
ABCDBE\triangle ABC \sim \triangle DBE と言われているので、辺の対応関係を正しく見つける必要がある。
ここで、ABCDBF\triangle ABC \sim \triangle DBF と仮定すると、BA=4,BC=5BA = 4, BC=5 であり、DF=6DF=6 である。
AC=BC2BA2=5242=2516=9=3AC = \sqrt{BC^2 - BA^2} = \sqrt{5^2 - 4^2} = \sqrt{25 - 16} = \sqrt{9} = 3
この時、ABC\triangle ABC において、BA:AC:BC=4:3:5BA:AC:BC = 4:3:5 となる。
一方、DBF\triangle DBF において、DBDB が不明、BFBF が不明、DF=6DF=6 である。
したがって、ACDF=36=12\frac{AC}{DF} = \frac{3}{6} = \frac{1}{2}
面積比は相似比の2乗なので、(12)2=14(\frac{1}{2})^2 = \frac{1}{4}
したがって、ABC:DBF=1:4\triangle ABC : \triangle DBF = 1:4

3. 最終的な答え

1:4

「幾何学」の関連問題

正八角形の8個の頂点から3個の頂点を選んで三角形を作るとき、作れる三角形の個数を求める問題です。

組み合わせ正多角形三角形
2025/7/13

正六角形について、次の数を求める問題です。 (1) 3個の頂点を結んでできる三角形の個数 (2) 4個の頂点を結んでできる四角形の個数 (3) 2個の頂点を結ぶ線分の本数 (4) 対角線の本数

組み合わせ正六角形組み合わせ図形
2025/7/13

三角形 $ABC$ と三角形 $A'B'C'$ において、$\angle A = \angle A'$、$\angle B = \angle B' = 90^\circ$、$AB = 2$、$BC =...

三角形相似三平方の定理辺の比
2025/7/13

$xyz$空間における不等式 $0 \le z \le 1 - x^2 - y^2$ で表される図形の概形を描く問題です。

3次元空間不等式放物面回転体図形概形
2025/7/13

双曲線の方程式を求める問題です。 与えられた条件は以下の通りです。 * 漸近線が $x = 2$ と $y = -1$ * 点 $(3, 2)$ を通る 双曲線の方程式は $y = \frac...

双曲線漸近線方程式代数
2025/7/13

2つの直線 $y=3x+1$ と $y=\frac{1}{2}x+2$ のなす角 $\theta$ ($0 < \theta < \frac{\pi}{2}$) を求める問題です。

直線角度傾き三角関数
2025/7/13

問題1: 直線 $4x + 3y + 1 = 0$ に関して、点 $A(-5, -2)$ と対称な点 $B$ の座標を求める。 問題2: 2点 $A(3, 4)$, $B(5, 0)$ について、線分...

座標平面直線点と直線の対称移動垂直二等分線方程式
2025/7/13

問題2について、以下の4つの問いに答えます。 (1) 2点A(3, 2)とB(1, 5)の距離を求めます。 (2) 直線ABの方程式を求めます。 (3) 点C(-2, -1)と直線ABの距離を求めます...

座標平面距離直線三角形の面積点と直線の距離
2025/7/13

与えられたグラフに一致する三角関数を、選択肢①~⑧の中から全て選ぶ問題です。グラフは$y = \cos \theta$ を平行移動および上下反転した形をしています。

三角関数グラフ平行移動位相cos
2025/7/13

3つの直角三角形について、それぞれ角度$\theta$に対する$\sin \theta$, $\cos \theta$, $\tan \theta$の値を求めよ。

三角比直角三角形sincostanピタゴラスの定理
2025/7/13