1. 問題の内容
三角形ABCの外心Oが与えられており、∠ABC = 27°、∠ACB = 41°である。∠BOC (つまり ) の大きさを求める問題です。
2. 解き方の手順
外心Oは三角形ABCの外接円の中心である。
外心Oは各頂点からの距離が等しい。すなわち、OA = OB = OCである。
三角形OBCはOB = OCの二等辺三角形である。
∠OBC = ∠OCBである。
三角形ABCにおいて、∠BACを計算する。三角形の内角の和は180°なので、
外心の性質より、なので、
しかし、は鋭角なので、凹角の方ではなく、劣弧BCに対する中心角を考える。
劣弧BCに対する中心角は、
∠xは∠BOCとして与えられているので、∠xは三角形OBCにおける頂角にあたる。
∠BACに対する中心角∠BOC = 2∠BACの関係は、∠BACが鋭角の場合に成り立つ。
∠BACが鈍角の場合、外心Oは三角形ABCの外に位置するため、∠BOC = 2∠BACの関係をそのまま適用できない。
しかし、∠BACを求めることができたので、円周角の定理を用いて∠BOCを求める。
∠BOCは円周角∠BACの中心角なので、∠BOC = 2∠BAC。
∠BAC = 112°なので、∠BOC = 2 × 112° = 224°。
問題図から∠BOCは224°ではなく、1周から224°を引いた角度であると考えられる。
したがって、∠BOC = 360° - 224° = 136°。
3. 最終的な答え
136°