点A, B, Cの座標がそれぞれ (1, 2, 0), (-2, 0, 3), (0, 1, 1) であるとする。 (1) Aの位置ベクトル $\vec{r_A}$ を $i, j, k$ を用いて求めよ。 (2) 線分AB上の任意の点Pの位置ベクトル $\vec{r}(t)$ について、$t = 0$ のときA, $t = 1$ のときBが対応するように、$\vec{r}(t)$ を $i, j, k$ を用いて表せ。 (3) 線分AB上の任意の点Pの位置ベクトル $\vec{r}(s)$ を、$s = 0$ のときAで、$s$ が線分APの長さに等しくなるように $\vec{r}(s)$ を表せ。
2025/7/15
1. 問題の内容
点A, B, Cの座標がそれぞれ (1, 2, 0), (-2, 0, 3), (0, 1, 1) であるとする。
(1) Aの位置ベクトル を を用いて求めよ。
(2) 線分AB上の任意の点Pの位置ベクトル について、 のときA, のときBが対応するように、 を を用いて表せ。
(3) 線分AB上の任意の点Pの位置ベクトル を、 のときAで、 が線分APの長さに等しくなるように を表せ。
2. 解き方の手順
(1) 点Aの座標が (1, 2, 0) であるから、位置ベクトル は、
となる。
(2) 点Aの位置ベクトルは 、点Bの位置ベクトルは である。線分AB上の点Pの位置ベクトル は、
と表せる。これを展開すると、
(3) で、 は 0 から 1 の間の値をとる。 は線分APの長さに等しいから、まずベクトル を求める。
このベクトルの大きさは、
線分APの長さ は、 の向きに 倍したものであるから、
より
これを に代入すると、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)