大人5人と子ども5人が輪になって並ぶ。このとき、大人と子どもが交互に並ぶような並び方は何通りあるか。

確率論・統計学順列円順列場合の数組み合わせ
2025/7/6

1. 問題の内容

大人5人と子ども5人が輪になって並ぶ。このとき、大人と子どもが交互に並ぶような並び方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

まず、大人5人が輪になって並ぶ方法を考える。輪に並ぶ順列は、円順列と呼ばれる。
nn 人が円順列で並ぶ方法は (n1)!(n-1)! 通りである。したがって、大人5人が輪になって並ぶ方法は (51)!=4!(5-1)! = 4! 通りである。
4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24
次に、大人5人が並んだ後、子ども5人を大人の間に並べる。大人の間は5箇所あり、ここに子ども5人を並べるので、その方法は 5!5! 通りである。
5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120
したがって、大人と子どもが交互に並ぶ並び方は、大人の並び方と子どもの並び方の積で求められる。
4!×5!=24×120=28804! \times 5! = 24 \times 120 = 2880

3. 最終的な答え

2880通り

「確率論・統計学」の関連問題

区別できない2個のサイコロを投げて、出た目の和が10以上になる場合の数を求める問題です。

確率サイコロ場合の数組み合わせ
2025/7/13

4人が1回じゃんけんをするとき、手の出し方が全部で何通りあるか求める問題です。

確率組み合わせ場合の数じゃんけん
2025/7/13

ある競技は6試合を行い、3勝すれば勝ち抜きとなる。ただし、対戦相手は毎回異なり、引き分けはない。また、3勝した時点でそれ以降の試合は行わない。最初に1勝したとき、この競技を勝ち抜くための勝敗の順は何通...

確率組み合わせ場合の数条件付き確率
2025/7/13

9人を以下の方法で分ける場合の数をそれぞれ求めます。 (1) 部屋A, B, Cに3人ずつ入れる。 (2) 3人ずつの3組に分ける。 (3) 2人、2人、5人の3組に分ける。

組み合わせ場合の数順列二項係数
2025/7/13

無作為標本 $X_1, X_2, ..., X_n$ が与えられ、標本空間 $X$ 上の分布 $P_\theta, \theta \in \Theta$ に従うとします。$\Theta_0 (\neq...

仮説検定統計的推測帰無仮説対立仮説第1種の誤り
2025/7/13

母平均 $\mu$ が未知で、母分散が $\tau^2$ の正規母集団から無作為抽出された標本 $83, 84, 86, 95, 93, 96, 86, 91, 87, 90, 101, 76, 10...

統計信頼区間母平均標本平均正規分布
2025/7/13

9人を以下の3つの方法で分ける場合の数を求めます。 (1) 部屋A, B, Cに3人ずつ入れる。 (2) 3人ずつの3組に分ける。 (3) 2人, 2人, 5人の3組に分ける。

組み合わせ場合の数順列
2025/7/13

母平均が $\mu$、母分散が $\sigma^2$ である母集団からの無作為標本 $X_1, X_2, ..., X_n$ に対して、標本平均 $\bar{X} = \frac{1}{n} \sum...

標本平均期待値分散確率変数無作為標本
2025/7/13

母平均 $p$、母分散 $p(1-p)$ のベルヌーイ母集団からのサイズ3の標本変量 $X_1, X_2, X_3$ について、3つの統計量 $T_1 = X_1$, $T_2 = \frac{X_1...

ベルヌーイ分布標本期待値分散統計量
2025/7/13

A市の政策に対する賛否を調査するために、A市に住む有権者20,000人の中から無作為に400人を選び、意見を聞いた。適切な母集団と標本の大きさを選択肢の中から選ぶ問題。

母集団標本統計調査無作為抽出
2025/7/13