大人8人と子供4人の合計12人の中から5人を選ぶ場合の数を求める問題です。以下の3つの場合について計算します。 (1) すべての選び方 (2) 大人が3人、子供が2人を選ぶ選び方 (3) 子供が少なくとも1人含まれる選び方

確率論・統計学組み合わせ場合の数組み合わせ論選抜
2025/7/6

1. 問題の内容

大人8人と子供4人の合計12人の中から5人を選ぶ場合の数を求める問題です。以下の3つの場合について計算します。
(1) すべての選び方
(2) 大人が3人、子供が2人を選ぶ選び方
(3) 子供が少なくとも1人含まれる選び方

2. 解き方の手順

(1) すべての選び方
12人の中から5人を選ぶ組み合わせなので、組み合わせの公式を使います。
12C5=12!5!(125)!=12!5!7!=12×11×10×9×85×4×3×2×1=792_{12}C_5 = \frac{12!}{5!(12-5)!} = \frac{12!}{5!7!} = \frac{12 \times 11 \times 10 \times 9 \times 8}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 792
(2) 大人が3人、子供が2人を選ぶ選び方
大人8人から3人を選ぶ組み合わせと、子供4人から2人を選ぶ組み合わせの積になります。
大人の選び方は 8C3=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_{8}C_3 = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
子供の選び方は 4C2=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
よって、大人が3人、子供が2人を選ぶ選び方は 56×6=33656 \times 6 = 336
(3) 子供が少なくとも1人含まれる選び方
全体の選び方から、子供が1人も含まれない選び方(つまり、大人だけで5人を選ぶ選び方)を引けばよいです。
大人のみで5人を選ぶ選び方は 8C5=8!5!3!=8×7×63×2×1=56_{8}C_5 = \frac{8!}{5!3!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
子供が少なくとも1人含まれる選び方は 79256=736792 - 56 = 736

3. 最終的な答え

(1) すべての選び方:792通り
(2) 大人3人と子供2人を選ぶ選び方:336通り
(3) 子供が少なくとも1人含まれる選び方:736通り

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