点$(0, 4)$から楕円$\frac{x^2}{12} + \frac{y^2}{4} = 1$に引いた接線の方程式を求める問題です。

幾何学楕円接線判別式二次方程式
2025/7/6

1. 問題の内容

(0,4)(0, 4)から楕円x212+y24=1\frac{x^2}{12} + \frac{y^2}{4} = 1に引いた接線の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 接線の方程式をy=mx+ny = mx + nとおきます。この直線が点(0,4)(0, 4)を通るので、4=m0+n4 = m \cdot 0 + n、つまりn=4n = 4となります。したがって、接線の方程式はy=mx+4y = mx + 4と表せます。
(2) この直線が楕円x212+y24=1\frac{x^2}{12} + \frac{y^2}{4} = 1と接するので、連立させてyyを消去します。
x212+(mx+4)24=1\frac{x^2}{12} + \frac{(mx+4)^2}{4} = 1
(3) 上記の式を整理します。
x2+3(mx+4)2=12x^2 + 3(mx+4)^2 = 12
x2+3(m2x2+8mx+16)=12x^2 + 3(m^2x^2 + 8mx + 16) = 12
x2+3m2x2+24mx+48=12x^2 + 3m^2x^2 + 24mx + 48 = 12
(1+3m2)x2+24mx+36=0(1+3m^2)x^2 + 24mx + 36 = 0
(4) この2次方程式が重解を持つとき、直線は楕円に接します。したがって、判別式DDが0となる必要があります。
D=(24m)24(1+3m2)(36)=0D = (24m)^2 - 4(1+3m^2)(36) = 0
576m2144(1+3m2)=0576m^2 - 144(1+3m^2) = 0
576m2144432m2=0576m^2 - 144 - 432m^2 = 0
144m2=144144m^2 = 144
m2=1m^2 = 1
m=±1m = \pm 1
(5) m=1m = 1のとき、接線の方程式はy=x+4y = x + 4です。
m=1m = -1のとき、接線の方程式はy=x+4y = -x + 4です。

3. 最終的な答え

求める接線の方程式は、
y=x+4y = x + 4
y=x+4y = -x + 4
です。

「幾何学」の関連問題

与えられた図形と方程式に関する8つの問題に答えます。

座標直線内分点距離接線
2025/7/13

(6) 2点 A(0, 6), B(3, 0) に対して、AP = BP を満たす点 P(x, y) を考える。AP = BP より、$AP^2 = BP^2$ が成り立つので、これを x, y で表...

座標平面不等式
2025/7/13

問題は、図形に関する性質を利用して、指定された値を求めるものです。具体的には、以下の問題が含まれます。 (1) $\triangle ABC$ において、$AB=5$, $AC=8$ であり、$\an...

三角形角の二等分線方べきの定理
2025/7/13

半径1の円の円外の点Pから接線を引き、接点をAとする。円の中心をOとするとき、線分POと円との交点をBとする。$PA = \sqrt{3}$のとき、$PB$を求める問題です。

接線三平方の定理直角三角形
2025/7/13

三角形OABと三角形OPQがあり、線分ABとPQの交点をRとする。点Pは線分OAを4:1に内分し、点Rは線分ABを1:1に内分する(つまり、中点)。このとき、点Bが線分OQを何対何に内分するかを求める...

ベクトル内分線分三角形
2025/7/13

問題は、領域 $D_3 = \{(x, y); y \geq 0, x^2 + y^2 \leq 1\}$ を表す別の表現を選択することです。

領域座標平面
2025/7/13

領域 $D_1 = \{(x, y) \mid x \geq 0, 2(x-1) \leq y \leq -x+1\}$ と同じ領域を表す選択肢を選ぶ問題です。

領域不等式座標平面
2025/7/13

2つの平面 $2x + 6y - 3z + 1 = 0$ と $4x - 9y + z - 3 = 0$ のなす角を求める。

空間ベクトル平面法線ベクトル内積角度
2025/7/13

問題は、ステップ1で示された四角形について、指定された「あ」の角度を計算し、ステップ2で示された多角形の角の大きさの和を求めることです。

角度四角形多角形内角の和平行四辺形ひし形六角形八角形
2025/7/13

問題は、図に示された六角形(図9)と八角形(図10)の内角の和を求めることです。

多角形内角の和六角形八角形幾何学
2025/7/13