三角形ABCにおいて、辺ABを5:2に内分する点をP、辺ACを7:2に外分する点をQとする。直線PQと辺BCの交点をRとするとき、線分BRとCRの比、および三角形BPRの面積が三角形ABCの面積の何倍であるかを求める問題です。

幾何学幾何三角形内分外分メネラウスの定理面積比
2025/7/6

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺ABを5:2に内分する点をP、辺ACを7:2に外分する点をQとする。直線PQと辺BCの交点をRとするとき、線分BRとCRの比、および三角形BPRの面積が三角形ABCの面積の何倍であるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

この問題はメネラウスの定理を用いることで解くことができます。
(1) メネラウスの定理の適用
三角形ABCにおいて、直線PQが辺BC、CA、ABとそれぞれR, Q, Pで交わるとき、以下の式が成立します。
BPPAAQQCCRRB=1\frac{BP}{PA} \cdot \frac{AQ}{QC} \cdot \frac{CR}{RB} = 1
問題文より、AP:PB=2:5AP:PB = 2:5, AQ:QC=7:(2)AQ:QC = 7:(-2)であるから、
5272CRRB=1\frac{5}{2} \cdot \frac{7}{-2} \cdot \frac{CR}{RB} = 1
CRRB=2527=435\frac{CR}{RB} = \frac{2}{5} \cdot \frac{-2}{7} = \frac{-4}{35}
RBCR=354\frac{RB}{CR} = \frac{-35}{4}
BR:CR=35:4BR:CR = 35:4 (絶対値を取る)
(2) 面積比の計算
三角形BPRの面積を求めるために、まず三角形ABCの面積を基準として、各辺の比率を使って計算を進めます。
BPR=ABCBRBCBPBA\triangle BPR = \triangle ABC \cdot \frac{BR}{BC} \cdot \frac{BP}{BA}
BR:CR=35:4BR:CR = 35:4より、BR:BC=35:(35+4)=35:39BR:BC = 35:(35+4)=35:39である。
BP:BA=5:(5+2)=5:7BP:BA = 5:(5+2)=5:7である。
BPR=ABC353957=ABC175273=ABC2539\triangle BPR = \triangle ABC \cdot \frac{35}{39} \cdot \frac{5}{7} = \triangle ABC \cdot \frac{175}{273} = \triangle ABC \cdot \frac{25}{39}
したがって、BPR\triangle BPRの面積はABC\triangle ABCの面積の2539\frac{25}{39}倍です。

3. 最終的な答え

BR:CR = 35:4
三角形BPRの面積は三角形ABCの面積の 25/39 倍

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