3点 A(0, 6), B(3, 0), C(4, 5) を頂点とする三角形 ABC があります。辺 AB 上に点 D を $\triangle ADC : \triangle BDC = 1 : 2$ となるようにとるとき、直線 CD の式を求めなさい。

幾何学三角形座標平面面積比内分点直線の方程式
2025/7/6

1. 問題の内容

3点 A(0, 6), B(3, 0), C(4, 5) を頂点とする三角形 ABC があります。辺 AB 上に点 D を ADC:BDC=1:2\triangle ADC : \triangle BDC = 1 : 2 となるようにとるとき、直線 CD の式を求めなさい。

2. 解き方の手順

まず、点 D が線分 AB をどのような比に内分するかを考えます。ADC\triangle ADCBDC\triangle BDC の面積比が 1 : 2 であることから、線分 AD と線分 BD の長さの比も 1 : 2 であることがわかります。したがって、点 D は線分 AB を 1 : 2 に内分する点です。
次に、点 D の座標を求めます。点 D は線分 AB を 1 : 2 に内分する点なので、内分点の公式を用いて点 D の座標を計算します。
点 D の座標を (xD,yD)(x_D, y_D) とすると、
xD=2xA+1xB1+2=2(0)+1(3)3=33=1x_D = \frac{2x_A + 1x_B}{1 + 2} = \frac{2(0) + 1(3)}{3} = \frac{3}{3} = 1
yD=2yA+1yB1+2=2(6)+1(0)3=123=4y_D = \frac{2y_A + 1y_B}{1 + 2} = \frac{2(6) + 1(0)}{3} = \frac{12}{3} = 4
したがって、点 D の座標は (1, 4) です。
最後に、直線 CD の式を求めます。直線 CD は点 C(4, 5) と点 D(1, 4) を通るので、傾き mm
m=yCyDxCxD=5441=13m = \frac{y_C - y_D}{x_C - x_D} = \frac{5 - 4}{4 - 1} = \frac{1}{3}
直線 CD の式を y=mx+by = mx + b とおくと、
y=13x+by = \frac{1}{3}x + b となります。この直線が点 D(1, 4) を通るので、
4=13(1)+b4 = \frac{1}{3}(1) + b
b=413=1213=113b = 4 - \frac{1}{3} = \frac{12 - 1}{3} = \frac{11}{3}
したがって、直線 CD の式は y=13x+113y = \frac{1}{3}x + \frac{11}{3} となります。両辺を 3 倍して整理すると、x3y+11=0x - 3y + 11 = 0 となります。

3. 最終的な答え

y=13x+113y = \frac{1}{3}x + \frac{11}{3}
または
x3y+11=0x - 3y + 11 = 0

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