$a$ を1より大きな実数の定数とする。関数 $f(x) = -x^2 + a^2 x$ , $g(x) = x^3 - a^2$ について、2つの曲線 $C_1: y = f(x)$, $C_2: y = g(x)$ を考える。 (1) $C_1$ と $C_2$ で囲まれた図形のうち、$f(x) \leq g(x)$ となる部分の面積 $S_1$ と、$f(x) \geq g(x)$ かつ $x \leq 0$ となる部分の面積 $S_2$ を求めよ。 (2) $S_1 = S_2$ となるときの $a$ の値を求めよ。
2025/7/6
1. 問題の内容
を1より大きな実数の定数とする。関数 , について、2つの曲線 , を考える。
(1) と で囲まれた図形のうち、 となる部分の面積 と、 かつ となる部分の面積 を求めよ。
(2) となるときの の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) まず、 となる を求める。
よって、交点の 座標は , , である。
は となる部分の面積であるから、 の範囲は である。したがって、
ただし、この面積は正の値を取る必要があるので、 と の大小関係に注意する必要がある。 より で、 であるので、積分は正しい。
は かつ となる部分の面積であるから、 の範囲は である。したがって、
これも正の値を取る必要があるので、 と の大小関係に注意する必要がある。 では、 なので、積分は正しい。
(2) となるとき、
しかし、 であるので、この解は不適。
しかし、面積の符号を考慮すると、
したがって、 となるとき、
or
or
は実数で、なので、解なし。
計算ミスがないか確認する。
は不適。 の解は、 の範囲に存在しない。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
解なし