十の位の数と一の位の数の和が12である2桁の整数がある。この整数の十の位の数と一の位の数を入れ替えた数をつくると、元の整数よりも36大きくなる。元の整数の十の位の数を$x$、一の位の数を$y$として、連立方程式を作り、元の整数を求めよ。

代数学連立方程式2桁の整数文章問題
2025/4/1

1. 問題の内容

十の位の数と一の位の数の和が12である2桁の整数がある。この整数の十の位の数と一の位の数を入れ替えた数をつくると、元の整数よりも36大きくなる。元の整数の十の位の数をxx、一の位の数をyyとして、連立方程式を作り、元の整数を求めよ。

2. 解き方の手順

元の整数は10x+y10x + yで表される。
位を入れ替えた整数は10y+x10y + xで表される。
問題文より、以下の2つの式が成り立つ。
x+y=12x + y = 12
10y+x=10x+y+3610y + x = 10x + y + 36
2つ目の式を整理する。
10y+x=10x+y+3610y + x = 10x + y + 36
9y9x=369y - 9x = 36
yx=4y - x = 4
これで連立方程式が完成した。
x+y=12x + y = 12
yx=4y - x = 4
1つ目の式と2つ目の式を足し合わせる。
(x+y)+(yx)=12+4(x + y) + (y - x) = 12 + 4
2y=162y = 16
y=8y = 8
y=8y = 8を1つ目の式に代入する。
x+8=12x + 8 = 12
x=4x = 4
元の整数は10x+y10x + yなので、10(4)+8=4810(4) + 8 = 48

3. 最終的な答え

48

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