与えられた等式が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b, c$ (または $a, b$) の値を求める問題です。具体的には以下の6つの問題があります。 (1) $ax^2 + bx + c = 4x^2 - 7x + 5$ (2) $a(x+2) - b(x-2) = 4x$ (3) $a(x+1)^2 + b(x+1) + c = 2x^2 + 1$ (4) $\frac{2}{x(x+5)} = \frac{a}{x} + \frac{b}{x+5}$ (5) $\frac{3x-1}{(x+1)(x-3)} = \frac{a}{x-3} + \frac{b}{x+1}$ (6) $\frac{x+10}{x^2+5x+4} = \frac{a}{x+1} + \frac{b}{x+4}$
2025/5/9
1. 問題の内容
与えられた等式が についての恒等式となるように、定数 (または ) の値を求める問題です。具体的には以下の6つの問題があります。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
2. 解き方の手順
(1)
左辺と右辺の係数を比較することで、 の値を求めます。
の係数比較:
の係数比較:
定数項の比較:
(2)
左辺を展開し、 の係数と定数項をまとめます。
係数比較により、以下の連立方程式を得ます。
2番目の式より、。これを1番目の式に代入すると , よって , 。
(3)
左辺を展開し、 定数項をまとめます。
係数比較により、以下の連立方程式を得ます。
より、, よって 。
より、, よって 。
(4)
右辺を計算し、左辺の分母と揃えます。
係数比較により、以下の連立方程式を得ます。
2番目の式より 。1番目の式より 。
(5)
右辺を計算し、左辺の分母と揃えます。
係数比較により、以下の連立方程式を得ます。
1番目の式より、。これを2番目の式に代入すると , よって , , 。
したがって 。
(6)
であるから、
右辺を計算し、左辺の分母と揃えます。
係数比較により、以下の連立方程式を得ます。
1番目の式より、。これを2番目の式に代入すると , よって , , 。
したがって 。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)