ある日に行われた100点満点の数学の試験におけるA組、B組、C組の男女別の平均点が表で与えられている。 (1) A組の平均点を求め、B組の平均点がA組の平均点と等しいときの$x$の値を求める。ただし、$x$は1以上39以下の整数である。 (2) C組の平均点がA組の平均点以上であり、B組の合計得点とC組の合計得点の差が300点以上であるような$x$の値をすべて求める。

代数学平均不等式方程式絶対値
2025/7/6

1. 問題の内容

ある日に行われた100点満点の数学の試験におけるA組、B組、C組の男女別の平均点が表で与えられている。
(1) A組の平均点を求め、B組の平均点がA組の平均点と等しいときのxxの値を求める。ただし、xxは1以上39以下の整数である。
(2) C組の平均点がA組の平均点以上であり、B組の合計得点とC組の合計得点の差が300点以上であるようなxxの値をすべて求める。

2. 解き方の手順

(1) A組の平均点を求める。
A組の男子の合計点は32×60=192032 \times 60 = 1920点、女子の合計点は8×70=5608 \times 70 = 560点である。A組全体の合計点は1920+560=24801920 + 560 = 2480点。A組の人数は32+8=4032 + 8 = 40人。よって、A組の平均点は2480/40=622480 / 40 = 62点。
B組の平均点を求める。
B組の男子の合計点は(40x)×65(40-x) \times 65点、女子の合計点はx×55x \times 55点である。B組全体の合計点は(40x)×65+55x=260065x+55x=260010x(40-x) \times 65 + 55x = 2600 - 65x + 55x = 2600 - 10x点。B組の人数は40x+x=4040-x+x=40人。よって、B組の平均点は(260010x)/40(2600 - 10x) / 40点。
B組の平均点がA組の平均点と等しいので、
260010x40=62\frac{2600 - 10x}{40} = 62
260010x=62×40=24802600 - 10x = 62 \times 40 = 2480
10x=26002480=12010x = 2600 - 2480 = 120
x=12x = 12
(2) C組の平均点を求める。
C組の男子の合計点は(x+5)×59(x+5) \times 59点、女子の合計点は(40x)×64(40-x) \times 64点である。C組全体の合計点は(x+5)×59+(40x)×64=59x+295+256064x=5x+2855(x+5) \times 59 + (40-x) \times 64 = 59x + 295 + 2560 - 64x = -5x + 2855点。C組の人数はx+5+40x=45x+5+40-x = 45人。よって、C組の平均点は5x+285545\frac{-5x + 2855}{45}点。
C組の平均点がA組の平均点以上である条件は、
5x+28554562\frac{-5x + 2855}{45} \ge 62
5x+285562×45=2790-5x + 2855 \ge 62 \times 45 = 2790
5x27902855=65-5x \ge 2790 - 2855 = -65
5x655x \le 65
x13x \le 13
B組の合計得点とC組の合計得点の差が300点以上である条件は、
260010x(5x+2855)300|2600 - 10x - (-5x + 2855)| \ge 300
260010x+5x2855300|2600 - 10x + 5x - 2855| \ge 300
5x255300|-5x - 255| \ge 300
5x+255300|5x + 255| \ge 300
5x+2553005x + 255 \ge 300 または 5x+2553005x + 255 \le -300
5x455x \ge 45 または 5x5555x \le -555
x9x \ge 9 または x111x \le -111
xxは1以上39以下の整数なので、x9x \ge 9
したがって、9x139 \le x \le 13。よって、x=9,10,11,12,13x = 9, 10, 11, 12, 13

3. 最終的な答え

(1) A組の平均点は62点、x=12x=12
(2) x=9,10,11,12,13x = 9, 10, 11, 12, 13

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