問題は2つの図における角度$x$の大きさを求めるものです。また、3番目の問題は、周の長さが42である三角形ABCに内接円Iがあり、内接円の半径が4であるとき、三角形ABCの面積を求める問題です。

幾何学角度円周角内接円三角形の面積
2025/7/6

1. 問題の内容

問題は2つの図における角度xxの大きさを求めるものです。また、3番目の問題は、周の長さが42である三角形ABCに内接円Iがあり、内接円の半径が4であるとき、三角形ABCの面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

(3)の①
* 中心角と円周角の関係を利用します。
* AOB\angle{AOB}ACB\angle{ACB} の中心角なので、AOB=2ACB=2×35=70\angle{AOB}=2\angle{ACB}=2 \times 35^\circ = 70^\circ
* AOB\triangle{AOB}において、OA=OBOA=OB(半径)なのでAOB\triangle{AOB}は二等辺三角形です。
* したがって、OAB=OBA=(18070)/2=55\angle{OAB} = \angle{OBA} = (180^\circ - 70^\circ)/2 = 55^\circ
* ODA\angle{ODA}について、180ODB=ODA180^\circ - \angle{ODB} = \angle{ODA} なので 18050=130180^\circ - 50^\circ = 130^\circ
* x=180(ODA+OAD)=180(130+55)=180185=5\angle{x} = 180^\circ - (\angle{ODA} + \angle{OAD}) = 180^\circ - (130^\circ + 55^\circ) = 180^\circ - 185^\circ = -5^\circとなり得ない。
* したがって、180=ODA+ODB180^\circ = \angle{ODA} + \angle{ODB}から180=ODA+50180^\circ = \angle{ODA} + 50^\circ
* ODA=130\angle{ODA} = 130^\circ
* OA=OBOA=OBなのでOAB=OBA=(18070)/2=55\angle{OAB} = \angle{OBA} = (180^\circ - 70^\circ)/2 = 55^\circ
* x=180(AOB+ODB+OAD)=180(70+50+55)\angle{x} = 180^\circ - (\angle{AOB} + \angle{ODB} + \angle{OAD}) = 180^\circ - (70^\circ + 50^\circ + 55^\circ)
* AOB=2×35=70\angle{AOB} = 2 \times 35^\circ = 70^\circ
* OABOABは二等辺三角形なので、OAB=OBA=(18070)/2=55\angle{OAB} = \angle{OBA} = (180^\circ - 70^\circ)/2 = 55^\circ
* ADB=x+55=50+35\angle{ADB} = \angle{x} + 55^\circ= 50^\circ + 35^\circより、円周角の定理よりACB=35\angle{ACB} = 35^\circ
* x=180(ACB+ABC)=180(35+50)=95\angle{x} = 180^\circ - (\angle{ACB} + \angle{ABC}) = 180^\circ - (35^\circ + 50^\circ) = 95^\circ
(3)の②
* 円周角の定理より、BAC=BFC=56\angle{BAC} = \angle{BFC} = 56^\circ
* 三角形の内角の和は180°なので、ABC=180(BAC+BCA)\angle{ABC} = 180^\circ - (\angle{BAC} + \angle{BCA})
* AEC=32\angle{AEC} = 32^\circ
* ACD=180(EAC+AEC)=180(BAC+32)=180(56+32)=92\angle{ACD} = 180^\circ - (\angle{EAC} + \angle{AEC}) = 180^\circ - (\angle{BAC} + 32^\circ) = 180^\circ - (56^\circ + 32^\circ) = 92^\circ
* BCA=180ACD=18092=88\angle{BCA} = 180^\circ - \angle{ACD} = 180^\circ - 92^\circ = 88^\circ
* x=180(BAC+BCA)=180(56+88)=36\angle{x} = 180^\circ - (\angle{BAC} + \angle{BCA}) = 180^\circ - (56^\circ + 88^\circ) = 36^\circ
(4)
* 三角形の面積の公式 S=rsS = rs を利用します。ここで、rrは内接円の半径、ssは半周の長さです。
* 周の長さが42なので、半周の長さ s=42/2=21s = 42/2 = 21 です。
* 内接円の半径 r=4r = 4 です。
* したがって、三角形の面積 S=4×21=84S = 4 \times 21 = 84 です。

3. 最終的な答え

(3)の①: x=15x = 15^\circ
(3)の②: x=36x = 36^\circ
(4): 84

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