男子5人、女子3人が1列に並ぶときの並び方の総数を求める問題です。 (1) 女子3人が続いて並ぶ場合 (2) 女子は女子、男子は男子で、それぞれ続いて並ぶ場合 (3) どの女子も隣り合わない場合 それぞれの並び方を求めます。

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数数え上げ
2025/7/6

1. 問題の内容

男子5人、女子3人が1列に並ぶときの並び方の総数を求める問題です。
(1) 女子3人が続いて並ぶ場合
(2) 女子は女子、男子は男子で、それぞれ続いて並ぶ場合
(3) どの女子も隣り合わない場合
それぞれの並び方を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 女子3人が続いて並ぶ場合
女子3人を1つのグループとして考えます。すると、並び順を考えるのは、男子5人と女子グループの合計6つの要素となります。
6つの要素の並び方は 6!6! 通りです。
さらに、女子3人のグループ内での並び方は 3!3! 通りです。
よって、求める並び方は 6!×3!6! \times 3! 通りです。
(2) 女子は女子、男子は男子で、それぞれ続いて並ぶ場合
男子5人の並び方は 5!5! 通りです。
女子3人の並び方は 3!3! 通りです。
男子グループと女子グループの並び方は2通り(男子-女子、女子-男子)です。
よって、求める並び方は 5!×3!×25! \times 3! \times 2 通りです。
(3) どの女子も隣り合わない場合
まず、男子5人を並べます。その並び方は 5!5! 通りです。
次に、男子5人の間に女子3人を並べる場所を考えます。男子の間と両端の合計6箇所から3箇所を選び、女子を並べます。
この場合の数は P(6,3)=6×5×4=120P(6,3) = 6 \times 5 \times 4 = 120 通りです。
よって、求める並び方は 5!×P(6,3)5! \times P(6,3) 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 女子3人が続いて並ぶ場合: 6!×3!=720×6=43206! \times 3! = 720 \times 6 = 4320 通り
(2) 女子は女子、男子は男子で、それぞれ続いて並ぶ場合: 5!×3!×2=120×6×2=14405! \times 3! \times 2 = 120 \times 6 \times 2 = 1440 通り
(3) どの女子も隣り合わない場合: 5!×P(6,3)=120×120=144005! \times P(6,3) = 120 \times 120 = 14400 通り
答え:
(1) 4320通り
(2) 1440通り
(3) 14400通り

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