与えられた数学の問題は、集合、場合の数、順列、組み合わせなどに関する9つの小問から構成されています。

離散数学集合場合の数順列組み合わせ整数倍数
2025/7/6

1. 問題の内容

与えられた数学の問題は、集合、場合の数、順列、組み合わせなどに関する9つの小問から構成されています。

2. 解き方の手順

(1) 集合
* n(A) は集合Aの要素の個数なので、n(A)=4n(A) = 4
* n(B) は集合Bの要素の個数なので、n(B)=2n(B) = 2
* n(A∪B) は集合Aと集合Bの和集合の要素の個数なので、AB={1,2,3,4,6}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 6\}。したがって、n(AB)=5n(A \cup B) = 5
(2) 倍数
* 100以下の3の倍数は、1003=33\lfloor \frac{100}{3} \rfloor = 33個。
* 3の倍数かつ5の倍数、つまり15の倍数は、10015=6\lfloor \frac{100}{15} \rfloor = 6個。
* 3の倍数または5の倍数は、33+10056=33+206=4733 + \lfloor \frac{100}{5} \rfloor - 6 = 33 + 20 - 6 = 47個。
(3) さいころ
* 1つのさいころを2回投げて、目の和が4の倍数になるのは、和が4, 8, 12となる場合。
* 和が4になるのは、(1, 3), (2, 2), (3, 1) の3通り。
* 和が8になるのは、(2, 6), (3, 5), (4, 4), (5, 3), (6, 2) の5通り。
* 和が12になるのは、(6, 6) の1通り。
* 合計で 3+5+1=93 + 5 + 1 = 9通り。
(4) さいころ
* 大小中3個のさいころを投げて、すべての目が4以上である場合。
* 各さいころの目は4, 5, 6のいずれかなので、各さいころについて3通りの選択肢がある。
* したがって、3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27通り。
(5) 値の計算
* 4P2=4!(42)!=4!2!=4×3=12_4P_2 = \frac{4!}{(4-2)!} = \frac{4!}{2!} = 4 \times 3 = 12
* 4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24
* 6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
(6) 玉の並べ方
* 異なる4個を取り出し1列に並べる方法は、6P4=6!(64)!=6!2!=6×5×4×3=360_6P_4 = \frac{6!}{(6-4)!} = \frac{6!}{2!} = 6 \times 5 \times 4 \times 3 = 360通り。
* 6個すべてを円形に並べる方法は、(61)!=5!=5×4×3×2×1=120(6-1)! = 5! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120通り。
(7) 正七角形
* 3個の頂点を結んでできる三角形の個数は、7C3=7!3!(73)!=7×6×53×2×1=35_7C_3 = \frac{7!}{3!(7-3)!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35個。
* 対角線の本数は、7C27=7×627=217=14_7C_2 - 7 = \frac{7 \times 6}{2} - 7 = 21 - 7 = 14本。
(8) 整数の作成
* 3種類の数字1, 2, 3の中から、重複を許して4桁の整数を作る方法は、34=813^4 = 81個。
(9) 部屋への振り分け
* 8人の生徒をA, Bの2つの部屋に入れる方法で、空室ができないようにする方法。
* 各生徒がA, Bどちらかの部屋に入る方法は 28=2562^8 = 256 通り。
* ただし、全員がAに入る場合と全員がBに入る場合を除く。
* したがって、282=2562=2542^8 - 2 = 256 - 2 = 254通り。
* また、考え方として、Aに入る人数が1人から7人の場合を考えると
8C1+8C2+...+8C7=288C08C8=25611=254_8C_1 + _8C_2 + ... + _8C_7 = 2^8 - _8C_0 - _8C_8 = 256 - 1 - 1 = 254

3. 最終的な答え

(1) 集合
* n(A) = 4
* n(B) = 2
* n(A∪B) = 5
(2) 倍数
* 3の倍数:33個
* 3の倍数かつ5の倍数:6個
* 3の倍数または5の倍数:47個
(3) さいころ:9通り
(4) さいころ:27通り
(5) 値の計算
* 4P2=12_4P_2 = 12
* 4!=244! = 24
* 6C3=20_6C_3 = 20
(6) 玉の並べ方
* 異なる4個を取り出し1列に並べる:360通り
* 6個すべてを円形に並べる:120通り
(7) 正七角形
* 三角形の個数:35個
* 対角線の本数:14本
(8) 整数の作成:81個
(9) 部屋への振り分け:254通り

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