3点A(-2, 1), B(1, 4), C(0, 5)を頂点とする三角形ABCの外接円の半径と外心の座標を求める問題です。

幾何学外接円外心座標半径
2025/7/6

1. 問題の内容

3点A(-2, 1), B(1, 4), C(0, 5)を頂点とする三角形ABCの外接円の半径と外心の座標を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、外心の座標を(x, y)とおきます。外心は三角形の各頂点からの距離が等しい点なので、以下の式が成り立ちます。
OA2=OB2=OC2OA^2 = OB^2 = OC^2
ここで、OOは外心を表します。
OA2=(x(2))2+(y1)2=(x+2)2+(y1)2OA^2 = (x - (-2))^2 + (y - 1)^2 = (x+2)^2 + (y-1)^2
OB2=(x1)2+(y4)2OB^2 = (x - 1)^2 + (y - 4)^2
OC2=(x0)2+(y5)2=x2+(y5)2OC^2 = (x - 0)^2 + (y - 5)^2 = x^2 + (y-5)^2
OA2=OB2OA^2 = OB^2より
(x+2)2+(y1)2=(x1)2+(y4)2(x+2)^2 + (y-1)^2 = (x-1)^2 + (y-4)^2
x2+4x+4+y22y+1=x22x+1+y28y+16x^2 + 4x + 4 + y^2 - 2y + 1 = x^2 - 2x + 1 + y^2 - 8y + 16
4x2y+5=2x8y+174x - 2y + 5 = -2x - 8y + 17
6x+6y=126x + 6y = 12
x+y=2x + y = 2 ...(1)
OB2=OC2OB^2 = OC^2より
(x1)2+(y4)2=x2+(y5)2(x-1)^2 + (y-4)^2 = x^2 + (y-5)^2
x22x+1+y28y+16=x2+y210y+25x^2 - 2x + 1 + y^2 - 8y + 16 = x^2 + y^2 - 10y + 25
2x8y+17=10y+25-2x - 8y + 17 = -10y + 25
2x+2y=8-2x + 2y = 8
x+y=4-x + y = 4 ...(2)
(1) + (2)より
2y=62y = 6
y=3y = 3
(1)に代入して
x+3=2x + 3 = 2
x=1x = -1
したがって、外心の座標は(-1, 3)です。
外接円の半径Rは、R2=OC2R^2 = OC^2で求められます。
R2=(1)2+(35)2=1+(2)2=1+4=5R^2 = (-1)^2 + (3-5)^2 = 1 + (-2)^2 = 1 + 4 = 5
R=5R = \sqrt{5}

3. 最終的な答え

外心の座標: (-1, 3)
外接円の半径: 5\sqrt{5}

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