放物線 $y = mx^2 + (1-2m)x + 4m$ の $y$ の値が常に負になるような定数 $m$ の範囲を求める。

代数学二次関数放物線判別式不等式
2025/3/10

1. 問題の内容

放物線 y=mx2+(12m)x+4my = mx^2 + (1-2m)x + 4myy の値が常に負になるような定数 mm の範囲を求める。

2. 解き方の手順

放物線 y=mx2+(12m)x+4my = mx^2 + (1-2m)x + 4myy の値が常に負になるためには、以下の2つの条件を満たす必要がある。
* m<0m < 0 (上に凸)
* 判別式 D<0D < 0
判別式 DD は次のように計算できる。
D=(12m)24m(4m)D = (1-2m)^2 - 4m(4m)
D=14m+4m216m2D = 1 - 4m + 4m^2 - 16m^2
D=12m24m+1D = -12m^2 - 4m + 1
D<0D < 0 を満たすためには、
12m24m+1<0-12m^2 - 4m + 1 < 0
12m2+4m1>012m^2 + 4m - 1 > 0
二次方程式 12m2+4m1=012m^2 + 4m - 1 = 0 の解を求める。
m=4±424(12)(1)2(12)m = \frac{-4 \pm \sqrt{4^2 - 4(12)(-1)}}{2(12)}
m=4±16+4824m = \frac{-4 \pm \sqrt{16 + 48}}{24}
m=4±6424m = \frac{-4 \pm \sqrt{64}}{24}
m=4±824m = \frac{-4 \pm 8}{24}
したがって、
m1=4824=1224=12m_1 = \frac{-4 - 8}{24} = \frac{-12}{24} = -\frac{1}{2}
m2=4+824=424=16m_2 = \frac{-4 + 8}{24} = \frac{4}{24} = \frac{1}{6}
12m2+4m1>012m^2 + 4m - 1 > 0 を満たす mm の範囲は、
m<12m < -\frac{1}{2} または m>16m > \frac{1}{6}
条件 m<0m < 0m<12m < -\frac{1}{2} または m>16m > \frac{1}{6} を両方満たす mm の範囲は、
m<12m < -\frac{1}{2}

3. 最終的な答え

m<12m < -\frac{1}{2}

「代数学」の関連問題

$0^\circ \leq \theta \leq 180^\circ$ のとき、$\sin \theta + \cos \theta = a$ である。$\sin \theta \cos \thet...

三角関数三角恒等式計算
2025/7/27

与えられた等式が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a$, $b$, $c$ の値を求めます。問題は4つあります。 (1) $3x + 1 = a(x - 1)(x + 1) + bx(x...

恒等式係数比較部分分数分解
2025/7/27

与えられた2次不等式とその解の範囲から、定数 $a, b$ の値を求める問題です。 (1) $x^2 + ax + b > 0$ の解が $x < -1, 2 < x$ である。 (2) $x^2 +...

二次不等式解の範囲解と係数の関係
2025/7/27

次の連立不等式を解きます。 $\begin{cases} x^2 - 2x - 1 > 0 \\ x^2 - x - 6 < 0 \end{cases}$

不等式二次不等式連立不等式解の公式
2025/7/27

問題67の3つの2次不等式について、それぞれの条件を満たすように定数 $a$, $b$ の値を求める問題です。

二次不等式二次方程式因数分解不等式の解
2025/7/27

$\sum_{k=1}^{n} (k^2 - 3k + 2)$ を計算する問題です。

シグマ数列公式展開計算
2025/7/27

数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ が、$S_n = n^2 + 2n$ で表されるとき、一般項 $a_n$ を求めよ。

数列一般項
2025/7/27

次の和 $S$ を求めよ。 $S = \frac{1}{1\cdot2} + \frac{1}{2\cdot3} + \frac{1}{3\cdot4} + \dots + \frac{1}{n(n+...

部分分数分解級数telescoping sum
2025/7/27

次の3つの式の分母を有理化する問題です。 (1) $\frac{1}{\sqrt{40}}$ (2) $\frac{1}{3+\sqrt{2}}$ (3) $\frac{\sqrt{2}+\sqrt{...

有理化根号分数式の計算
2025/7/27

第3項が10、第6項が1である等差数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めよ。

等差数列一般項連立方程式
2025/7/27