次の2つの関数について、与えられた範囲で最大値と最小値を求めます。 (1) $y = x^2 - 4x + 5$ ($1 < x < 3$) (2) $y = -x^2 - x + 2$ ($0 \le x < 1$)

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/6

1. 問題の内容

次の2つの関数について、与えられた範囲で最大値と最小値を求めます。
(1) y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5 (1<x<31 < x < 3)
(2) y=x2x+2y = -x^2 - x + 2 (0x<10 \le x < 1)

2. 解き方の手順

(1) y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5 (1<x<31 < x < 3)
まず、関数を平方完成します。
y=(x24x)+5y = (x^2 - 4x) + 5
y=(x24x+4)4+5y = (x^2 - 4x + 4) - 4 + 5
y=(x2)2+1y = (x - 2)^2 + 1
これは下に凸の放物線で、頂点は (2,1)(2, 1) です。
定義域は 1<x<31 < x < 3 です。
x=2x = 2 は定義域に含まれているので、x=2x = 2 のとき最小値 11 をとります。
次に、定義域の端での値を考えます。
x=1x = 1 のとき、y=(12)2+1=2y = (1 - 2)^2 + 1 = 2
x=3x = 3 のとき、y=(32)2+1=2y = (3 - 2)^2 + 1 = 2
しかし、x=1x = 1x=3x = 3 は定義域に含まれていないので、 yy は 2 に近づくものの、2 をとることはありません。したがって、最大値はありません。
(2) y=x2x+2y = -x^2 - x + 2 (0x<10 \le x < 1)
まず、関数を平方完成します。
y=(x2+x)+2y = -(x^2 + x) + 2
y=(x2+x+14)+14+2y = -(x^2 + x + \frac{1}{4}) + \frac{1}{4} + 2
y=(x+12)2+94y = -(x + \frac{1}{2})^2 + \frac{9}{4}
これは上に凸の放物線で、頂点は (12,94)(-\frac{1}{2}, \frac{9}{4}) です。
定義域は 0x<10 \le x < 1 です。
x=0x = 0 のとき、y=020+2=2y = -0^2 - 0 + 2 = 2
x=1x = 1 のとき、y=121+2=0y = -1^2 - 1 + 2 = 0
x=12x = -\frac{1}{2} は定義域に含まれていないので、頂点は考慮しません。
定義域の端点を調べます。
x=0x = 0 のとき、y=2y = 2 となり、これが最小値です。
x=1x = 1 は定義域に含まれていませんが、 xx を 1 に近づけると yy00 に近づきます。したがって、最大値はありません。

3. 最終的な答え

(1) 最小値: 11 (x=2x=2のとき)、最大値: なし
(2) 最小値: 22 (x=0x=0のとき)、最大値: なし

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