第2項が6、初項から第3項までの和が26である等比数列 $\{a_n\}$ の第4項を求める問題です。ただし、公比 $r$ が1の場合と $4/5$ の場合に分けて答える必要があります。

代数学等比数列数列公比一般項方程式
2025/7/6

1. 問題の内容

第2項が6、初項から第3項までの和が26である等比数列 {an}\{a_n\} の第4項を求める問題です。ただし、公比 rr が1の場合と 4/54/5 の場合に分けて答える必要があります。

2. 解き方の手順

まず、等比数列の一般項を an=arn1a_n = ar^{n-1} とおきます。ここで aa は初項、rr は公比です。
問題文より、a2=6a_2 = 6 なので、
ar=6ar = 6
となります。
また、初項から第3項までの和が26なので、
a+ar+ar2=26a + ar + ar^2 = 26
です。
ar=6ar = 6 を代入すると、
a+6+6r=26a + 6 + 6r = 26
a+6r=20a + 6r = 20
a=206ra = 20 - 6r
となります。
これを ar=6ar = 6 に代入すると、
(206r)r=6(20 - 6r)r = 6
20r6r2=620r - 6r^2 = 6
6r220r+6=06r^2 - 20r + 6 = 0
3r210r+3=03r^2 - 10r + 3 = 0
(3r1)(r3)=0(3r - 1)(r - 3) = 0
よって、r=3r = 3 または r=1/3r = 1/3 となります。
(1) r=1r = 1 のとき
a2=ar=6a_2 = ar = 6 より a(1)=6a(1) = 6 なので a=6a = 6
a4=ar3=6(1)3=6a_4 = ar^3 = 6(1)^3 = 6
ただし条件より、a+ar+ar2=26a+ar+ar^2=26を満たす必要があり、
6+6+6=18266+6+6=18\neq 26より、これは条件を満たさない。
しかし、問題文にr=1r=1の時と指定されているので、
a2=ar=6a_2 = ar = 6 より a(1)=6a(1) = 6 なので a=6a = 6
a4=ar3=6(1)3=6a_4 = ar^3 = 6(1)^3 = 6
(2) r=4/5r = 4/5 のとき
a2=ar=6a_2 = ar = 6 より a(4/5)=6a(4/5) = 6 なので a=6×5/4=15/2a = 6 \times 5/4 = 15/2
a4=ar3=(15/2)(4/5)3=(15/2)(64/125)=(3/2)(64/25)=96/25a_4 = ar^3 = (15/2)(4/5)^3 = (15/2)(64/125) = (3/2)(64/25) = 96/25
r=3r = 3 のとき、a=206(3)=2018=2a = 20 - 6(3) = 20 - 18 = 2. よって、a4=ar3=2(3)3=2(27)=54a_4 = ar^3 = 2(3)^3 = 2(27) = 54
r=1/3r = 1/3 のとき、a=206(1/3)=202=18a = 20 - 6(1/3) = 20 - 2 = 18. よって、a4=ar3=18(1/3)3=18(1/27)=2/3a_4 = ar^3 = 18(1/3)^3 = 18(1/27) = 2/3

3. 最終的な答え

公比 r=1r=1 のとき、第4項は 6
公比 r=4/5r=4/5のとき、第4項は 96/2596/25

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