2次関数 $y = -2x^2 + 6x - 2$ の $x \geq \sqrt{2}$ の範囲における最大値と最小値を求めよ。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/6

1. 問題の内容

2次関数 y=2x2+6x2y = -2x^2 + 6x - 2x2x \geq \sqrt{2} の範囲における最大値と最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成して、頂点の座標を求める。
y=2x2+6x2y = -2x^2 + 6x - 2
y=2(x23x)2y = -2(x^2 - 3x) - 2
y=2(x23x+(32)2(32)2)2y = -2(x^2 - 3x + (\frac{3}{2})^2 - (\frac{3}{2})^2) - 2
y=2((x32)294)2y = -2((x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4}) - 2
y=2(x32)2+922y = -2(x - \frac{3}{2})^2 + \frac{9}{2} - 2
y=2(x32)2+52y = -2(x - \frac{3}{2})^2 + \frac{5}{2}
したがって、この2次関数の頂点の座標は (32,52)(\frac{3}{2}, \frac{5}{2}) である。上に凸なグラフなので、x=32x = \frac{3}{2} で最大値 52\frac{5}{2} をとる。
次に、定義域 x2x \geq \sqrt{2} を考慮する。
21.414\sqrt{2} \approx 1.414 であり、32=1.5\frac{3}{2} = 1.5 であるから、2<32\sqrt{2} < \frac{3}{2} が成り立つ。
したがって、定義域の範囲内で頂点が存在するので、最大値は x=32x = \frac{3}{2} のとき 52\frac{5}{2} である。
最小値を求めるために、定義域の端点 x=2x = \sqrt{2} における yy の値を計算する。
y=2(2)2+622y = -2(\sqrt{2})^2 + 6\sqrt{2} - 2
y=2(2)+622y = -2(2) + 6\sqrt{2} - 2
y=4+622y = -4 + 6\sqrt{2} - 2
y=6+62y = -6 + 6\sqrt{2}
y=6(21)y = 6(\sqrt{2} - 1)
ここで、xx が大きくなるほど yy の値は小さくなるので、2\sqrt{2} が定義域で最小値を与える。
最大値: x=32x = \frac{3}{2}y=52y = \frac{5}{2}
最小値: x=2x = \sqrt{2}y=626y = 6\sqrt{2} - 6

3. 最終的な答え

最大値: x=32x = \frac{3}{2}52\frac{5}{2}
最小値: x=2x = \sqrt{2}6266\sqrt{2} - 6

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