直角を挟む2辺の長さの和が12である直角三角形がある。この三角形の斜辺の長さの最小値を求めよ。

幾何学三平方の定理直角三角形二次関数最小値
2025/7/6

1. 問題の内容

直角を挟む2辺の長さの和が12である直角三角形がある。この三角形の斜辺の長さの最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

直角を挟む2辺の長さをそれぞれ xx , yy とすると、x+y=12x + y = 12 が成り立つ。
斜辺の長さを zz とすると、三平方の定理より z2=x2+y2z^2 = x^2 + y^2 が成り立つ。
x+y=12x + y = 12 より、y=12xy = 12 - x
これを z2=x2+y2z^2 = x^2 + y^2 に代入すると、
z2=x2+(12x)2=x2+14424x+x2=2x224x+144z^2 = x^2 + (12 - x)^2 = x^2 + 144 - 24x + x^2 = 2x^2 - 24x + 144
z2z^2 が最小となるのは、zz が最小となるときである。
f(x)=2x224x+144f(x) = 2x^2 - 24x + 144 とおくと、f(x)f(x) は下に凸の二次関数である。
f(x)f(x) を平方完成すると、
f(x)=2(x212x)+144=2(x212x+3636)+144=2(x6)272+144=2(x6)2+72f(x) = 2(x^2 - 12x) + 144 = 2(x^2 - 12x + 36 - 36) + 144 = 2(x - 6)^2 - 72 + 144 = 2(x - 6)^2 + 72
f(x)f(x)x=6x = 6 のとき最小値72をとる。
このとき、z2=72z^2 = 72 より、z=72=62z = \sqrt{72} = 6\sqrt{2}
x=6x = 6 のとき、y=12x=126=6y = 12 - x = 12 - 6 = 6 なので、x>0x>0y>0y>0を満たす。

3. 最終的な答え

626\sqrt{2}

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