関数 $f(x) = \frac{1}{\sqrt{1+x^2}}$ について、 - $x=1$ で極大値をとるときの極大値を求める。 - $y=f(x)$ のグラフの変曲点を求める。

解析学関数極大値変曲点微分グラフ
2025/3/10

1. 問題の内容

関数 f(x)=11+x2f(x) = \frac{1}{\sqrt{1+x^2}} について、
- x=1x=1 で極大値をとるときの極大値を求める。
- y=f(x)y=f(x) のグラフの変曲点を求める。

2. 解き方の手順

(1) 極大値を求める。
f(x)=(1+x2)1/2f(x) = (1+x^2)^{-1/2}
f(x)=12(1+x2)3/2(2x)=x(1+x2)3/2=x(1+x2)3/2f'(x) = -\frac{1}{2}(1+x^2)^{-3/2}(2x) = -x(1+x^2)^{-3/2} = \frac{-x}{(1+x^2)^{3/2}}
x=1x=1 のとき、
f(1)=11+12=12=22f(1) = \frac{1}{\sqrt{1+1^2}} = \frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2}
(2) 変曲点を求める。
f(x)=x(1+x2)3/2f'(x) = -x(1+x^2)^{-3/2}
f(x)=(1+x2)3/2x(32)(1+x2)5/2(2x)=(1+x2)3/2+3x2(1+x2)5/2f''(x) = -(1+x^2)^{-3/2} -x(-\frac{3}{2})(1+x^2)^{-5/2}(2x) = -(1+x^2)^{-3/2} + 3x^2(1+x^2)^{-5/2}
f(x)=1(1+x2)3/2+3x2(1+x2)5/2=(1+x2)+3x2(1+x2)5/2=2x21(1+x2)5/2f''(x) = \frac{-1}{(1+x^2)^{3/2}} + \frac{3x^2}{(1+x^2)^{5/2}} = \frac{-(1+x^2)+3x^2}{(1+x^2)^{5/2}} = \frac{2x^2-1}{(1+x^2)^{5/2}}
変曲点では、f(x)=0f''(x) = 0 となるので、2x21=02x^2-1 = 0 より x2=12x^2 = \frac{1}{2}
したがって、x=±12=±22x = \pm \frac{1}{\sqrt{2}} = \pm \frac{\sqrt{2}}{2}
このとき、f(x)=11+x2=11+12=132=23=63f(x) = \frac{1}{\sqrt{1+x^2}} = \frac{1}{\sqrt{1+\frac{1}{2}}} = \frac{1}{\sqrt{\frac{3}{2}}} = \sqrt{\frac{2}{3}} = \frac{\sqrt{6}}{3}
よって、変曲点は (±22,63)(\pm \frac{\sqrt{2}}{2}, \frac{\sqrt{6}}{3})
画像の穴埋め箇所を埋める。
関数 f(x)=11+x2f(x) = \frac{1}{\sqrt{1+x^2}} は、x=0x=0 で極大値 22\frac{\sqrt{2}}{2} をとる。
また、y=f(x)y=f(x) のグラフの変曲点は (±22,63)(\pm \frac{\sqrt{2}}{2}, \frac{\sqrt{6}}{3}) である。

3. 最終的な答え

極大値:22\frac{\sqrt{2}}{2}
変曲点:(±22,63)(\pm \frac{\sqrt{2}}{2}, \frac{\sqrt{6}}{3})
画像を元に解答すると
極大値:f(0)=1f(0) = 1
f(x)=x(1+x2)3/2f'(x) = -x(1+x^2)^{-3/2}
f(x)=0f'(x) = 0 より x=0x = 0
また、x=1x = 1 が誤りである
f(1)=12f(1) = \frac{1}{\sqrt{2}}
変曲点:(±22,63)(\pm \frac{\sqrt{2}}{2}, \frac{\sqrt{6}}{3})
1:0
2:22\frac{\sqrt{2}}{2} ではなく 1
3:2
4:2
5:6
最終的な答え
0
1
22\frac{\sqrt{2}}{2}
63\frac{\sqrt{6}}{3}

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