問題2と3は、それぞれいくつかの関数の導関数を求める問題です。 問題2では、$k$を正の定数として、以下の関数の導関数を求めます。 (1) $\sinh kx$ (2) $\cosh kx$ (3) $\tanh kx$ 問題3では、以下の関数の導関数を求めます。 (1) $\frac{x}{\log x}$ (2) $\arctan \frac{x}{\sqrt{1+x^2}}$ (表記を修正) (3) $\log(1 + \tanh x)$
2025/7/23
1. 問題の内容
問題2と3は、それぞれいくつかの関数の導関数を求める問題です。
問題2では、を正の定数として、以下の関数の導関数を求めます。
(1)
(2)
(3)
問題3では、以下の関数の導関数を求めます。
(1)
(2) (表記を修正)
(3)
2. 解き方の手順
問題2
(1) の導関数
の導関数は です。合成関数の微分を使うと、
(2) の導関数
の導関数は です。合成関数の微分を使うと、
(3) の導関数
であることを利用します。 の導関数は または です。合成関数の微分を使うと、
問題3
(1) の導関数
商の微分法を使うと、
(2) の導関数
まず、 と置くと、.
次に、 の導関数は であることを利用します。
合成関数の微分を使うと、
ここで、とおくと、.
よって、. ゆえに、. したがって、
.
あるいは、.
また、と定義する。
ただし、はグーデルマン関数を表す。
そして、
(3) の導関数
である。
.
.
3. 最終的な答え
問題2
(1)
(2)
(3)
問題3
(1)
(2)
(3)