11本のくじの中に当たりくじが4本ある。A, Bの順にくじを1本ずつ引くとき、Bがはずれくじを引く確率を求めよ。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率論・統計学確率条件付き確率場合の数
2025/7/7

1. 問題の内容

11本のくじの中に当たりくじが4本ある。A, Bの順にくじを1本ずつ引くとき、Bがはずれくじを引く確率を求めよ。ただし、引いたくじは元に戻さない。

2. 解き方の手順

Bがはずれくじを引くのは、以下の2つの場合がある。
* Aが当たりくじを引いて、Bがはずれくじを引く場合
* Aがはずれくじを引いて、Bがはずれくじを引く場合
それぞれの確率を計算し、足し合わせることで、Bがはずれくじを引く確率を求める。
(1) Aが当たりくじを引き、Bがはずれくじを引く確率:
Aが当たりくじを引く確率は 411\frac{4}{11}
Aが当たりくじを引いた後、残りのくじは10本で、そのうち、はずれくじは7本。したがって、Bがはずれくじを引く確率は 710\frac{7}{10}
この場合の確率は、
411×710=28110\frac{4}{11} \times \frac{7}{10} = \frac{28}{110}
(2) Aがはずれくじを引き、Bがはずれくじを引く確率:
Aがはずれくじを引く確率は 711\frac{7}{11}
Aがはずれくじを引いた後、残りのくじは10本で、そのうち、はずれくじは6本。したがって、Bがはずれくじを引く確率は 610\frac{6}{10}
この場合の確率は、
711×610=42110\frac{7}{11} \times \frac{6}{10} = \frac{42}{110}
Bがはずれくじを引く確率:
28110+42110=70110=711\frac{28}{110} + \frac{42}{110} = \frac{70}{110} = \frac{7}{11}

3. 最終的な答え

711\frac{7}{11}

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