白玉4個、黒玉5個の入った袋から、玉を1個ずつ2個取り出す。ただし、取り出した玉は元に戻さない。 (1) 1個目に白玉が出て、2個目に黒玉が出る確率を求める。 (2) 2個とも黒玉が出る確率を求める。

確率論・統計学確率条件付き確率事象組み合わせ
2025/7/7

1. 問題の内容

白玉4個、黒玉5個の入った袋から、玉を1個ずつ2個取り出す。ただし、取り出した玉は元に戻さない。
(1) 1個目に白玉が出て、2個目に黒玉が出る確率を求める。
(2) 2個とも黒玉が出る確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) 1個目に白玉が出て、2個目に黒玉が出る確率
まず、1個目に白玉が出る確率は、白玉の個数/全体の個数で計算できる。
P(1個目が白玉)=49P(1個目が白玉) = \frac{4}{9}
次に、1個目に白玉が出た後、袋の中は白玉3個、黒玉5個になる。
したがって、2個目に黒玉が出る確率は、黒玉の個数/全体の個数で計算できる。
P(2個目が黒玉1個目が白玉)=58P(2個目が黒玉 | 1個目が白玉) = \frac{5}{8}
求める確率は、これらの積になる。
P(1個目が白玉かつ2個目が黒玉)=P(1個目が白玉)×P(2個目が黒玉1個目が白玉)P(1個目が白玉かつ2個目が黒玉) = P(1個目が白玉) \times P(2個目が黒玉 | 1個目が白玉)
=49×58= \frac{4}{9} \times \frac{5}{8}
=2072=518= \frac{20}{72} = \frac{5}{18}
(2) 2個とも黒玉が出る確率
まず、1個目に黒玉が出る確率は、黒玉の個数/全体の個数で計算できる。
P(1個目が黒玉)=59P(1個目が黒玉) = \frac{5}{9}
次に、1個目に黒玉が出た後、袋の中は白玉4個、黒玉4個になる。
したがって、2個目に黒玉が出る確率は、黒玉の個数/全体の個数で計算できる。
P(2個目が黒玉1個目が黒玉)=48=12P(2個目が黒玉 | 1個目が黒玉) = \frac{4}{8} = \frac{1}{2}
求める確率は、これらの積になる。
P(1個目が黒玉かつ2個目が黒玉)=P(1個目が黒玉)×P(2個目が黒玉1個目が黒玉)P(1個目が黒玉かつ2個目が黒玉) = P(1個目が黒玉) \times P(2個目が黒玉 | 1個目が黒玉)
=59×12= \frac{5}{9} \times \frac{1}{2}
=518= \frac{5}{18}

3. 最終的な答え

(1) 518\frac{5}{18}
(2) 518\frac{5}{18}

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