与えられた2次関数のグラフとx軸との共有点を調べ、共有点がある場合はその座標を求める問題です。具体的には、以下の2つの関数について考えます。 (1) $y = x^2 - 2x - 3$ (2) $y = x^2 + 5x - 4$

代数学二次関数二次方程式グラフ共有点因数分解解の公式
2025/7/7

1. 問題の内容

与えられた2次関数のグラフとx軸との共有点を調べ、共有点がある場合はその座標を求める問題です。具体的には、以下の2つの関数について考えます。
(1) y=x22x3y = x^2 - 2x - 3
(2) y=x2+5x4y = x^2 + 5x - 4

2. 解き方の手順

2次関数のグラフとx軸の共有点は、y=0y = 0 となる時のxの値を求めることで得られます。つまり、2次方程式を解くことになります。
(1) y=x22x3y = x^2 - 2x - 3 の場合
y=0y = 0 とおくと、x22x3=0x^2 - 2x - 3 = 0 となります。
この2次方程式を解きます。因数分解できるので、
(x3)(x+1)=0(x - 3)(x + 1) = 0
したがって、x=3x = 3 または x=1x = -1
共有点の座標は (3,0)(3, 0)(1,0)(-1, 0) です。
(2) y=x2+5x4y = x^2 + 5x - 4 の場合
y=0y = 0 とおくと、x2+5x4=0x^2 + 5x - 4 = 0 となります。
この2次方程式を解きます。因数分解できないので、解の公式を使います。
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
ここで、a=1a = 1, b=5b = 5, c=4c = -4 なので、
x=5±5241(4)21=5±25+162=5±412x = \frac{-5 \pm \sqrt{5^2 - 4 \cdot 1 \cdot (-4)}}{2 \cdot 1} = \frac{-5 \pm \sqrt{25 + 16}}{2} = \frac{-5 \pm \sqrt{41}}{2}
したがって、x=5+412x = \frac{-5 + \sqrt{41}}{2} または x=5412x = \frac{-5 - \sqrt{41}}{2}
共有点の座標は (5+412,0)\left( \frac{-5 + \sqrt{41}}{2}, 0 \right)(5412,0)\left( \frac{-5 - \sqrt{41}}{2}, 0 \right) です。

3. 最終的な答え

(1) 共有点の座標: (3,0)(3, 0), (1,0)(-1, 0)
(2) 共有点の座標: (5+412,0)\left( \frac{-5 + \sqrt{41}}{2}, 0 \right), (5412,0)\left( \frac{-5 - \sqrt{41}}{2}, 0 \right)

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