(1) 点$(2, -1, 3)$を通り、平面$x - 2y + 2z = 5$に平行な平面の方程式を求めよ。 (2) 点$(3, 0, -1)$を通り、平面$2x - y + z = 5$と$x + y + 2z = 0$に垂直な平面の方程式を求めよ。

幾何学ベクトル平面法線ベクトル空間図形
2025/7/7

1. 問題の内容

(1) 点(2,1,3)(2, -1, 3)を通り、平面x2y+2z=5x - 2y + 2z = 5に平行な平面の方程式を求めよ。
(2) 点(3,0,1)(3, 0, -1)を通り、平面2xy+z=52x - y + z = 5x+y+2z=0x + y + 2z = 0に垂直な平面の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 平面x2y+2z=5x - 2y + 2z = 5に平行な平面の方程式は、x2y+2z=dx - 2y + 2z = dと表せる。この平面が点(2,1,3)(2, -1, 3)を通るので、
22(1)+2(3)=d2 - 2(-1) + 2(3) = d
2+2+6=d2 + 2 + 6 = d
d=10d = 10
したがって、求める平面の方程式はx2y+2z=10x - 2y + 2z = 10
(2) 求める平面の法線ベクトルをn\vec{n}とする。平面2xy+z=52x - y + z = 5の法線ベクトルはn1=(2,1,1)\vec{n_1} = (2, -1, 1)、平面x+y+2z=0x + y + 2z = 0の法線ベクトルはn2=(1,1,2)\vec{n_2} = (1, 1, 2)である。
n\vec{n}n1\vec{n_1}n2\vec{n_2}の両方に垂直なので、n=n1×n2\vec{n} = \vec{n_1} \times \vec{n_2}と置ける。
n1×n2=(211)×(112)=((1)(2)(1)(1)(1)(1)(2)(2)(2)(1)(1)(1))=(21142+1)=(333)\vec{n_1} \times \vec{n_2} = \begin{pmatrix} 2 \\ -1 \\ 1 \end{pmatrix} \times \begin{pmatrix} 1 \\ 1 \\ 2 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} (-1)(2) - (1)(1) \\ (1)(1) - (2)(2) \\ (2)(1) - (-1)(1) \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} -2 - 1 \\ 1 - 4 \\ 2 + 1 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} -3 \\ -3 \\ 3 \end{pmatrix}
したがって、求める平面の法線ベクトルはn=(3,3,3)\vec{n} = (-3, -3, 3)である。このベクトルは(1,1,1)(-1, -1, 1)に平行なので、求める平面の方程式はxy+z=d-x - y + z = dと表せる。この平面が点(3,0,1)(3, 0, -1)を通るので、
30+(1)=d-3 - 0 + (-1) = d
d=4d = -4
したがって、求める平面の方程式はxy+z=4-x - y + z = -4であり、x+yz=4x + y - z = 4となる。

3. 最終的な答え

(1) x2y+2z=10x - 2y + 2z = 10
(2) x+yz=4x + y - z = 4

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