1. 問題の内容
3次方程式 が異なる2つの実数解を持つような の値を求める問題です。
2. 解き方の手順
与えられた3次方程式を とおきます。
が異なる2つの実数解を持つためには、 が極値を持ち、極大値または極小値のいずれかが0となる必要があります。
まず、 の導関数を求めます。
となる を求めます。
と は の極値を与える の値です。
次に、 の極値を計算します。
が異なる2つの実数解を持つためには、極大値または極小値のいずれかが0となる必要があります。
つまり、 または のいずれかが成り立ちます。
(i) の場合、 となります。
このとき、 であるため、異なる2つの実数解を持ちます。
(ii) の場合、 となります。
このとき、 であるため、異なる2つの実数解を持ちます。
したがって、 または が求める の値です。